階段を上ってるつもりが下っていた。
床だったはずが壁だった
摩訶不思議な「だまし絵」を版画で描いた
オランダ生まれの版画家、コルネルス・エッシャー
生誕120年を記念した展覧会
「ミラクルエッシャー展」が
大阪市天王寺にあるあべのハルカス美術館で開催中です。
※取材で伺い特別の許可を得て撮影しています。
世界最大級のエッシャーコレクションを誇るイスラエル博物館から
152点が初来日
しかも、イスラエル博物館では常設展示しておらず
海外ではこれまで、スペインと台湾でのみ公開された貴重な作品たちです。
科学・聖書・風景・人物・広告・技法・反射・錯覚という
8つのキーワードが設定され、
エッシャーのミラクルな作品の謎にせまります。
私の注目point①
星にまつわる作品も!
でも、ただの『星』ではありません。摩訶不思議な世界・・・
写真右から順に
《二重の惑星》
1949年 多色刷り木口木版
《星》
1948年 多色刷り木口木版
私の注目point②
猫も登場します。
エッシャーにとっての猫はこんなイメージ
《ひざに猫を置いて座る男》
1919年 木版
私の注目point③
見たことあるぞ!この滝!
「錯覚」の章に並ぶ作品の一つ。
《滝》
1961年 リトグラフ
数学者ペンローズ親子の論文に登場した「ペンローズの三角形」にインスピレーションを得て制作されたとか。どんな理論家というと・・・(^^;
『部分部分だけを見ると、一見あり得そうな立体が描かれているが、角材をたどって全体を調べてみると、現実空間で絶対に不可能な構造であることが分かる』というものらしいです・・・
参考サイト➡ペンローズの三角形
私の注目point④
映像の中に入れます
会場の最後にはこんな体験ができるコーナーもあります。
映像を受け取ることもできます。
なじみのだまし絵だけでなく、エッシャーの画業を目の当たりにできる作品展。
是非ご家族で、エッシャーの摩訶不思議な世界へ
「ミラクルエッシャー展」
2019年1月14日(月・祝)まで
あべのハルカス美術館で開催