大津京遷都1350年を記念して昨年9月に開始した
琵琶湖ホテルの「百人一首カクテル」は、
今年9月で1周年を迎えました。
今回は!女性佳人3人をピックアップしています。
10月からの期間限定での提供です
(1) 久しき夜 ¥1,400-
「嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は
いかに久しき ものとかは知る」
【歌番号53 右大将道綱母】

現代訳
(あなたが来てくださらないことを) 嘆き哀しみながらひとりで夜をすごす私にとって、 夜が明けるのがどれほど長く感じられるものか、あなたはいったいご存じなのでしょうか。 |
右大将道綱母(藤原道綱母)が、浮気性である夫の藤原兼家を待ち続けた歌を表現。
深まった暗い夜をイメージするブルーの部分は、すみれとマスカットのリキュールを
使用したゼリーで仕上げ、マスカットの実の食感がアクセントに。
(2) 夜半の月 ¥1,500-
「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に
雲がくれにし 夜半の月かな」
【歌番号57 紫式部】
現代訳
久しぶりにめぐり会ったのに、それがあなたかどうかも分からない間に
帰ってしまうなど、まるで (早くも) 雲に 隠れてしまった夜中の月のようではありませんか。
紫式部が幼友達と再会し、積もる話もできずに去られてしまった寂しさを詠んだ歌を、
すもものリキュールとブランデーで作る甘酸っぱいカクテルで“哀愁”と“懐かしさ”を表現。
(3) 夜のはかり ¥1,500-
「夜をこめて 鳥のそらねは はかるとも
よに逢坂の 関はゆるさじ」
【歌番号62 清少納言】
現代訳
夜の明けないうちに、鶏の鳴き声を真似て夜明けたとだまそうとしても、 (あの中国の函谷関ならいざ知らず、あなたとわたしの間にある) この逢坂(おおさか)の関は、決して開くことはありません。 |
“夜明け”は、オレンジのモクテル(ノンアルコール)と果肉でイメージし、
デザート感覚で食べられるので、お酒が苦手な人にもおすすめ。