展覧会につきものなのが「展覧会図録」です。
「展覧会カタログ」ともいわれ、
出品作品や解説などが収められた
「展覧会の記録」ともいえるものです。
現在あべのハルカス美術館で開催中の
「ジブリの立体建造物展」の場合は
「展覧会図録」ではなく「公式本」なんです。
(記者内覧会の際に説明がありました)
というのも
① 展示作品と公式本に掲載されている作品が随分と違う
② 展示作品のキャプションと、公式本に書かれている文章や解説文が違う
基本的な部分は同じなんです。
建築史家・建築家の藤森照信さんが
ジブリ作品に登場する建物について
そのモデルや由来、面白さ、時代背景、建築構造など、
色々な建築史の視点からとらえ分析しました。
その内容を、ジブリが藤森さんに長いインタビューをしたものがベースとなっています。
そこに、編集者の視点なども加わり、作り上げた結果
展覧会と公式本の内容が異なるという結果になりました。
展覧会は
ジブリ作品に登場する建築の面白さや魅力の紹介。
公式本は
ジブリ作品に登場する建築の面白さ魅力に加えて、それにまつわるエピソード
さらに進めて、日本の建築についての知識を深めることができる内容となっています。
つまるところ、どちらも魅力的なのです。
(これが言いたかった)
公式本も一度手に取ってみてみてください。
おすすめします。
「ジブリの立体建造物展」
あべのハルカス美術館で
来年2018年2月5日まで開催です。
展覧会についてはこちらでも紹介しています。
https://ameblo.jp/polaris-pora/entry-12334160516.html
公式HP↓
https://www.aham.jp/exhibition/future/ghiblis3dmodel/