展覧会「中村佑介展」あべのハルカス 大阪芸大スカイキャンパスで開催 | アメ太郎、パン次郎とググ&おチビ

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今日7月14日から始まった「中村佑介展 15 THE VERY BEST YUSUKE NAKAMURA」
昨日の内覧会に伺いました。
作品は撮影可能です!どんどんPRしてください!とのことです!!
中村佑介(なかむら ゆうすけ)
1978年兵庫県生まれ。大阪芸術大学デザイン学科卒業のイラストレーター。
2002年から活動スタート。 AGIAN KUNG-FU GENERATION」のCDジャケットや小説、音楽の教科書など数多くの書籍カバーを手掛ける。テレビ・ラジオ出演、エッセイ執筆など、表現活動は多岐にわたる。今年活動15周年の節目を迎えました。

声の大きい、繊細かつ大らかな人という印象。
コメントにユーモアたっぷりのブラックがちょこっと入っています。
こういう人、甲斐は大好きです!!
今回の展覧会は、15年間の制作活動のほぼすべてが展示されています。しかも、母校の大阪音大のキャンパスを会場にしてです。15のテーマのもと、完成イラスト、線画、アイデアスケッチなど約200点が並びます。
中村先生曰く「15年だから15のテーマに分けた」とのこと。
「死んだ人以外で、イラストレーターで、これだけ一挙に展示する人や機会はあまりないと思う。そこが一番の見どころ」
 

中村先生といえばAGIAN KUNG-FU GENERATION」のCDジャケット。

「一人のイラスレーターと一つのバンドがずっとコラボレーションを続けるのは、世界で二つとないこと。死んだあとギネスにのるんじゃないか(笑)」
そんな中で一番大変だったのはこちら↓マジックディスクの六面ジャケット。一番時間がかかったそうです。(約3か月)
「はげるかと思った。ストレスで自分で毛を抜いちゃった」
画集の出版で全国をサイン会回っていた時期と重なり、旅先のホテルで制作したそうです。
「(ホテルの部屋にある低い)冷蔵庫を椅子にして描いたりして、思い出深い作品です」

メンバーの似顔絵、最初は会う前、写真だけを見て描いたそうです。
「その後、実際会って、コミュニケーションをして、10年かかってこの似顔絵なったと思うと、感慨深いですね」

 

音楽ジャケットと小説のカバーの制作は、作業が逆なんだそうです。音楽の歌詞は抽象的、解釈の仕方も様々なので、描きやすい。抽象的なものを具体化する作業。小説は、具体的なものを少しぼやかして抽象化する作業とのこと。
「すりガラス越しにしないとネタバレになってしまう。読み手にこの表紙の先(本編)には楽しい世界が広がっているなあというのを示すもの」
 
中村先生は、音楽の教科書の表紙も手掛けています。
一番気を遣うのは、なんと、なんと!!「女子生徒のスカートの丈」だそうです・・・。
↓左の作品、中村先生初の「女性」を描いたもの。大学時代に練習で書いたものです。
「日本人の普通の女の子を書いてヒロインにしたかった」
 
こちらは大学在学中の作品。
今回の展覧会のために書き下ろした作品もあります。
(会場で確かめてくださいね~)
会場にパネルを発見。
よく見ると下の方「10/10」と書いてあります。会期中、あべのハルカス内のあちらこちらに10のパネルが展示されています。
是非、探してみてください。

会期中はトークショーやサイン会なども予定されています。

 

イラストを見ていると、CDジャケットからは音楽が

書籍のカバーからは、キャラクターが出てきて話しかけてきそうな、見ているもののイマジネーションを刺激するそんな作品展だと思います。

「中村佑介展 15 THE VERY BEST YUSUKE NAKAMURA」

9月15日まであべのハルカス、大阪芸術大学スカイキャンパスで開催。

 
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