\(^o^)/ 皆さま こんばんわ \(^o^)/
今回のプーチンさんとの交渉はどうだったの?
ということに成ると、
諸説ありまして、なんとも、判断がつきませんね。
でも、日本はあまり、
希望的観測は控えないといけないようですね。
北野幸伯さんのご意見を聞いてみましょう。
以下、一部転載です。http://diamond.jp/articles/-/111753?page=6
中国は、日本の専門家やマスコミより、安倍総理の意図を正しく理解している。つまり、「安倍首相はロシアを抱き込み、中国に対する包囲網を強化したい考え」である、と。確かに、今回のプーチン来日で、「中ロ分断に成功した」というのは大げさだ。しかし、日本は「中ロ分断にむけて一歩を踏み出した」ということはできるだろう。
トランプ大統領誕生が、今後の日ロ関係にも影響する
日本とロシアの関係は、これからどうなっていくのだろうか?そして、日本は、どうすべきなのだろうか?
米国の方向転換が、日ロ関係にも、大きな影響を与えることだろう。米国では、「プーチン嫌い」のオバマが、間もなく去る。そして、「親プーチン」のトランプが大統領になる。
トランプの「親プーチン」ぶりは、「筋金入り」だ。選挙戦中、ヒラリーが「トランプは、プーチンの操り人形だ!」と批判しても、動じることがなかった。そして、彼が国務長官に指名したのは、「プーチンの親友」として知られるエクソン・モービルのテラーソン会長だ。
現在プーチンの悲願は、「対ロシア制裁を解除してもらうこと」である。トランプ時代がはじまれば、制裁解除の可能性が見えてくる。
米ロ関係が改善されると、日ロ関係はどうなるのだろうか?プーチンは、日本に妥協する必要性を、ますます感じなくなるだろう。なぜなら、「対ロシア制裁」を主導しているのは米国であり、制裁を「解除」できる力を持つのも、やはり米国だけだからだ。
プーチンの中で安倍総理の位置づけは、トランプより下になるだろうし、北方領土の返還交渉はさらにもたつくかもしれない。それでも、日本は「米ロ和解」を歓迎すべきだ。というのも、米国とロシアが和解すれば、相対的に中国とロシアの関係が薄くなるからだ。これは、日本の安全保障上、極めて都合がいい。
日本は、トランプやプーチンの気まぐれに振り回されることなく、「戦略的視点」を持ちながら、一歩一歩、日ロ関係を改善させる努力を続けていくべきだ。
もう一度整理すると、重要なのは、以下の2つの視点だ。
・日米関係が好転すればするほど、中国は尖閣侵略が難しくなり、日本はより安全になる。
・日ロ関係が改善されればされるほど、同じように中国は、尖閣侵略が難しくなる。
日本政府は、このようなロシアの「戦略的位置づけ」をはっきり認識し、ゆっくりでも着実に、日ロ関係を改善していかなければならない。北方領土返還はもちろん、日本にとって大切なことなのだが、そこにこだわるがあまりに、迫り来る「中国」という脅威を忘れてしまっては、取り返しのつかないことになりかねない。