上空の空気は危険になるか?(田中優さん)転載です。 | BARAFUKUHIME

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私はタロット占い師をしております、「薔薇福姫」と申します。

マルセイユ・タロットの王道を行く、カモワン・タロットの日本に於ける第1期生です。

「2011年3月15日、今日から空気は危険になる?」


田中優さんは長い間、
原発の危険性を人々に説いて来られ、
運動もしてこられた、
活動家です。

皆様、この情報を、冷静に、あくまで自己の英知で
受け取ってください。


 ●ヨウ素131を避ける

 核爆発は起こしていない現時点では、
福島原発周辺の風も弱かったので
気体以外はほとんど飛んでこないだろう。
中でも気にしなければならないのはヨウ素131だ。
これは甲状腺に貯められてガンなどを引き起こす。
吸い込むだけで吸収する。
もともと大事な元素で自然界には「放射性」のヨウ素なんか
なかったから、生物は無警戒に体内に集めてしまうのだ。
特に子ども、胎児に影響するので採らせたくない。
そのためには
先に甲状腺を放射性でないフツウのヨウ素で満たしておきたい。
そうすれば排泄される確率が高くなるからだ
 田中 優 より
「2011年3月15日、今日から空気は危険になる?」

とにかく落ち着いてから動きましょう。何かする前に、
大きく深呼吸してから。
そして睡眠や食事をサボると判断が鈍りますから、
必要なことは欠かさないように。

東京に来るかもしれない放射能

 いよいよこの日が来てしまったと思う。
原発に反対して23年、
いつかはこうなると思っていた事態に直面する。
でもまだこれが最悪ではない。
もし核爆発を起こせばもっと悪い事態になる。

子どもを授かったばかりの女の子から相談があった。
たぶんいい歳なんだと思うけど、
小学生のころから知っていたから、
今もぼくからは子どもに思える。どうしたらいいのか、と。

 ぼくは昨夜メールした。
「今まで風は海に吹いていた。でもいよいよ北風に変わった。
しかも放射能の排出濃度が高まってきた。
悪いことに今日から雨になる。対策しないといけない」と。
「可能なら旅行のつもりで落ち着くまでどっか西に
(日本は偏西風地帯なので概ねの流れは西風だ)
出かけるといいんだけどね。
無理だったら雨には当たらず、可能な限り厚いマスクしてから
外出してね」と。でもあわてなくていい。
東京までの距離は約220キロメートル。
風速3メートル程度であったなら、
届くまでに18 時間かかるのだから。

●放射性
でないフツウのヨウ素で満たしておきたい。
そうすれば排泄される確率が高くなるからだ。
 
 本当は「安定ヨウ素剤」がいい。
人々が入手できずにいるのに『専門家』なる人たちはこう言う。
「医師が処方するものです。原子力災害などの緊急時に、
指定された避難所などで服用指示があった場合のみ、
服用してください」と。

 東京に流れてくる可能性があるのに、
それだけの備蓄があるのかと聞きたい。
『専門家』なるものは、見殺しにする専門家なんだろうか。
でも、他のもので代替しようとすると副作用もある。
40を超える年齢には効果がないとも。

だから『医食同源』で考えるしかない。
病院で甲状腺の検査をするときには、
その前一週間は海藻類を食べないように指導するそうだ。
つまりその分が影響する。ならばそれで防ぐしかないだろう。
食べすぎれば問題だが。
ところがこの「ヨウ素を採るべき」という話を「ネットでのデマ」
としているのだ。
http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/touch/20110312/p1


○いつまで気にしなければならない?

 しかしヨウ素131が分解して放射線を出して安定し、
半分に減るまでの期間は8日だ(これを半減期という)。
8日ごとに半分に減っていくから、
もし一日で放射能が届かなくなるなら
80日間経てば千分の一以下に減る。
つまり80日間だけ、放射能の入っていないヨウ素の入った
自然のものを、食べ過ぎない程度に、
子どもたちには多めに食べさせるようにしよう。
その間に周囲は、千分の一以下の放射性ヨウ素に
下がっているはずだからだ。

 しかし核爆発が起きたら、
しかも風向きがこちらに向くなら、
沢山の、長寿命の放射性物質に囲まれることになってしまう。
今回排出されたひとつは放射性セシウムだった。
これは半減期が30年を超える。子宮や筋肉に集まる。
放射性ストロンチウムでは骨に集まる。
そこでガンなどを引き起こすのだしかし、
千分の一以下に減るには300年以上かかってしまうのだ。
半減期は厄介な問題だ。

福島第一発電所の三号機の
プルサーマル燃料として使われているプルトニウムでは、
半減期が2万4千年もある。
だから放射能と生命は共存できないと主張してきたのだ。

 今朝のニュースの
第一、二号炉の爆発はまだ核爆発ではない。
これまで破られていなかった格納容器内での爆発だから、
放射能を多く含んだ煙を排出しているものの、
それは核爆発ではない。
「絶対安全」と言い切ってきた推進派、
電力会社に責任を取ってもらおう。

○みんなで被害も分かち合う

 「だから東北産の食品は食べない」というのは正しくない。
降り注いだだけなら水で洗い流すことができるからだ。しかし
約一カ月経つと食品の中に栄養素として入り込み始める。
だから当面は変わりなく洗って食べていればいい。
その後は濃縮される率が問題になる。

植物は濃縮度が低く、食物連鎖の上位
(例えば肉や卵)にいけばいくほど高くなりやすい。

 しかしそれ以前に、
東北の人たちにだけ
この被害を押しつけるのはおかしくないか。
ぼく自身を含めて現実に止められなかったのだ。
だからもし被害を受けるなら
(原発をこれまで推進してきた人は相応の責任取るべきだが)、
人々全員で等しく引き受けるべき被害ではないか。
ましてや海外の貧しい国に送ってはいけない。
過去に貧しい国に輸出されてしまった例もたくさんあるのだ。

 しかし子どもたちだけは守らなければいけない。
親が汚染したものを食べて、子どもたちにだけは、
なるべく安全なものを届ける べきだ。


○生きなおすために

 原発内部の燃料が冷えるには約三カ月かかると言われる。
そうなら、あと三ヶ月間は心配しなければならない。
それまでは爆発やメルトダウンの危険性があるのだから。
そして空に飛散した放射性物質は、雨とともに降り注ぐ。
だから風向きと雨次第で放射能が土地に濃く残ったり、
ほとんど残らなかったりする
しかしその被害を受けているのは私たちだけではない。
ボスニア、イラク、アフガニスタンに、
たくさんの放射性物質「劣化ウラン弾」を浴びせてきた。
原子力の開発のために放射能汚染された大地は、
世界中に数え切れないほどだ。
私たちはこれほど地球を生きられない場所に変えてきたのだ。 

明日から変わろう。汚染するのではなく生かせるように、
壊すためではなく新たなものを作る為に生きよう。この悲劇が、
あの時点から変わったと言える変換の時にできるように。
今日からは徹底してほしい。
外から帰ったら、家に入る前にマスクをしたまま、埃を落とそう。

もし風で届くなら、
昨日までとは違う世界に生きなければならないのだ。


▽▲  ぜひともご覧ください。 ▽▲ 

14日(月)アースデイ東京からの
大震災に就いての緊急記者発表の映像です。
http://bit.ly/f1LGYe

田中優が、福島原発で起こっている原発震災に関する
解説をいたしました
。祝島、上関原発のことも含め、お話しています。
(17分50秒~50分まで・1時間3分~)

「私たちは、情報鎖国に生きています」



▽▲  優さんから、もうひと言   ▽▲

活動は政府や自治体の下請けするものではない。
しかし一方で現時点では放射能の問題があって、
下手に動くだけでは二次災害を増やしかねません。
 活動を見極めてから義捐金をされたほうがいいと思います。