木曜日に病院へ行き、帰宅したときに眠っていたようなので、
いつものように日光浴のため庭の囲いに入れておいたんですが、
あまりにもじっとしているのでおかしいな思いさわってみたところ
目を閉じたまま全身が固くなっていました。
火曜日に口内炎の治療をした後リンゴを食べたので
これから徐々に食欲も戻ってくると信じていたのですが、
自分や先生が思っていた以上に衰弱していたようです。
産卵後ずっとエサを食べなかった理由ははっきりしませんが、
二度の産卵が何か関係しているんだと思います。
しばらくお腹に残っていた卵も負担だったのかもしれません。
回復のために手を尽くしたつもりでしが、
ついに元の姿にもどしてやることが出来ませんでした。
申し訳ない気持ちでいっぱいです。
長生きさせてあげられなくてごめんなさい。
アンの遺体は綺麗に洗って庭の陽が良くあたる場所に安置しました。
家族もクローバーや花で飾ってくれました。
心にぽっかり穴が開いたような、
ほんとの家族がひとり減ってしまったような感覚です。
アンはわが家に来て早々エサを食べず、しばらくはずいぶん心配しました。
そしてやっと飼育環境に慣れてきたと思ったら、今度は産卵。
あの時は突然のことにどうしていいのかわからず、かなり焦りました。
でも卵を産み落とす瞬間は今でもはっきり覚えています。
短い期間でしたが、いろんなことを教えてくれたような気がします。
もっと長くつきあっていきたかったですね。
リクガメの飼育は本当に難しい…あらためてそう思いました。
とくにインドホシガメは性格がおとなしく、意思をはっきり表に出さないので
要求していることを見極めるのが難しいです。
今までアンの心配をしてくださって、応援して頂いていた方々には
残念なお知らせになってしまって申し訳ありません。
飼っているほかのカメたちを不幸にしないためにも
もっと経験を積んで、しっかりした飼育者になりたいと思います。
