『マタ・ハリ』ライブ配信視聴♪ | ジュニのマイペースdiary♡

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大好きな観劇(宝塚&ミュージカル)の事をマイペースに綴っています(*'▽'*)


東京公演千秋楽を迎えたミュージカル『マタ・ハリ』。

ライブ配信をしてくれたので、ありがたく拝見しました音譜


《あらすじ》

1917年、第一次世界大戦の暗雲たれこめるヨーロッパ。

オリエンタルな魅力と力強く美しいダンスで、パリ市民の心をとらえて放さないダンサーがいた。名は、マタ・ハリ。

彼女の人気はヨーロッパ中におよび、戦時下であっても国境を越えて活動する自由を、手にしていた。

その稀有な存在に目をつけたフランス諜報局のラドゥー大佐は、彼女にフランスのスパイになることを要求する。もし断れば、人生をかけて隠してきた秘密を暴くことになる、そう、ほのめかしながら・・・・・・。自らの過去に戻ることを恐れ、怯えるマタ。

同じ頃、彼女は、偶然の出来事から運命の恋人に出会う。戦闘パイロットのアルマンは、彼女の孤独な心を揺らし、二人は、ともに、美しい夜明けのパリを眺め、人生を語り合う。

一方ラドゥーの執拗な要求は続き、一度だけスパイをつとめる決心をしたマタ。彼女の世話を続けてきた衣装係のアンナの祈りの中、公演旅行でベルリンへ向かい、ドイツ将校ヴォン・ビッシング宅で、任務を無事遂行する。しかし、謀略はすでにマタ・ハリの想像を超えて進み、アルマンへの愛に目覚めた彼女の運命を、大きく歪めようとしていた・・・。



キャスト
*マタハリ・・愛希れいか
*ラドゥー大佐・・田代万里生
*アルマン・・東啓介





3年前の初演は観てないので今回が初見でした。

楽曲がワイルドホーンさんですし、ずっと気になっていた作品だったので、配信で観ることが叶い嬉しかったです😆


こんな素晴らしいミューカルが家で観られるなんて‼️  有り難いですね。


主役のマタ・ハリは愛希れいかさん。
マタは実在の人物で41歳の時に銃殺されたのですね。
愛希さんが演じるにはまだ若いかなって思ったのですが、宝塚時代に『グランドホテル』で39歳39ヶ月のグルーシンスカヤ役を見事に演じていたので、全く心配していませんでした😉

グルーシンスカヤは初老のバレリーナの役でしたが、マタハリは現役スターのダンサーの役。
そのせいか、40代よりも若く見えてしまったかな。

とはいえ、歌、ダンス、お芝居共に素晴らしかったです✨

特にダンス。
長い手足が映えて、しなやかさがあり、綺麗でうっとりしてしまいましたお願いキラキラ

露出のある衣装を着ていても品があり、寺院の踊りはエキゾチックで魅入っていまいました。

愛希さんは宝塚時代トップ娘役でしたが、元男役だったので、普通の娘役さんよりも力強さがありますよね。

娘役だったので歌も裏声が綺麗に出る。

マタハリ役は凄く合っていたと思います。

最後銃殺される場面では凛としていたのが印象的でした。




アルマン役の東啓介さん。
以前スカーレットピンパーネルで拝見した事がありましたが、メインキャストでは初めて観ました。

いや〜。大っきいですね(笑)

何でも、190㎝越えだとかびっくりビックリマークビックリマークビックリマーク

目鼻立ちも大きくて、舞台映えしますねキラキラ

顔立ちや、表情、ふとした仕草が、若い頃の石井一孝さんに似てるなぁって思いました照れ
石井さんほど熱くはないけれど(笑)。

熱さは感じなかったけれど、マタを愛しているのは十分に伝わってきましたよ。

舞台下にもカメラがあって、アルマンが小雪の降る中で歌う場面で、下からのアングルで撮ってくれたのですが、下からの表情が凄く素敵で眼福でしたラブラブ

歌はね、、。

ワイルドホーンさんの曲なので、スカーレットピンパーネルでの石丸幹二さんや石井一孝さん並みの歌唱力を求めてしまう自分がいて、、。

そう考えると、満足は出来なかったけれど、、。普通に上手かったです。
声質は良かったですし、これからに期待ですね😉




ラドゥー大佐の田代万里生さん。

カーテンコールで本人も仰っていたけれど、大いに気持ちが悪かったです(笑)。→褒めてます‼︎

ヒール役って聞いていたけれど、悪い人には見えなかった。

やっている事は酷いし、許される事では無いのですけどね。

ラドゥー大佐ってマタハリの事を愛していたのですよね⁉️

それが伝わってきて、切ないのを通り越して哀れに感じてしまいましたね。
なので、見事に悪訳を演じていたのですが、何だか憎めなかった。

で、なんと言っても歌声が圧巻でしたキラキラキラキラ

きっとワイルドホーンさんも喜んでいるのではないでしょうか⁉︎

感情的に歌っても音程が乱れる事なく歌い上げてくれるので、終始鳥肌ものでしたキラキラ






私が1番感動したのは、アンナ役の春風ひとみさんの最後の一言です。

アンナはマタ・ハリの衣装係。

単なる衣装係ではなく、常にマタを支えている存在です。
時には子供の様に屈託なくおしゃべりをして、時には母の様な包容力でマタを包んでいます。



春風さんは公式のコメントでこんな風に仰っていました。


宝塚を卒業して30年以上経ちますが、30年前であっても、宝塚のスターの孤独感、大変さ、誰にも話せない思いを側で見ていた経験があります。フルに五感を研ぎ澄まして、その感覚をアンナの中に注入出来たらと思います。



私が宝塚を観はじめた頃、春風さんは別格の娘役スターさんでした。
トップスター、トップ娘役を一番近くで見ていた春風さん。
そんな風に感じていたのですね。


その気持ちと思いが、春風さんのアンナからは痛いほど伝わってきて、マタとアンナの場面は微笑ましかったですし、場面によっては泣けて仕方がなかったですぐすん


最後の監獄の場面。

マタハリが銃殺刑になり、処刑の時間が迫っている時に、マタがいつものようにアンナに聞きました。

『今夜の客席は』と。

それに対して、いつもセリフを言うアンナ。


『大入り満員です‼️』


この瞬間に涙腺崩壊しましたえーんえーんえーん

この台詞の中にアンナの気持ちが痛いほど伝わってきました。

たった一言のセリフでこんなにも心が震えるなんて。


やはり、春風ひとみさんは素晴らしい役者さんですね。


それを受けて、

『素敵ね』

と、答える愛希さんにもグッときました。

時代は違えど、月組の芝居を見た‼️って思って震えが止まらなかった。→宝塚脳ですみませんあせる


田代万里生さんの素晴らしい歌声に感動して、
最後のマタとアンナのお芝居にやられました。


カーテンコールでは、田代くんの指示のもと、

愛希『今夜の客席は?』

春風『大入り満員です‼️』

が聞けて嬉しかったです爆笑


『マタ・ハリ』
想像以上に素晴らしい舞台でした。

配信をしてくれた事に感謝です照れキラキラ