19日に放送された、柴田先生の追悼特別番組を拝見しました。
柴田先生の一周忌に合わせて放送されたのですね、、。
汀夏子さん、麻実れいさん、大地真央さん、剣幸さん、杜けあきさん、安寿ミラさん、黒木瞳さん、柚希礼音さん、明日海りおさんらOGさんが出演して、柴田作品について&先生との思い出を語っています。
汀夏子さんは、『柴田先生の作品はデリケートで繊細。情感が湧いてくる』と仰っていましたが、本当にその通りですよね。細やかな心の機微が描かれていて、観るものの心に響きます。
汀さんは、私達雪組が一番多く作品を作って貰った‼︎って、誇らしそうに話されていました(笑)。
当時の生徒さんから絶大な支持を得ていたのだなぁって思いました。
私が宝塚を観始めた1980年代から90年代にかけて、柴田先生の作品で退団するトップスターは多かったですよね〜。
私が知っているだけでも、高汐巴さん、平みちさん、剣幸さん、大浦みずきさん、杜けあきさん、安寿ミラさんらがそうでした。
安寿ミラさんは、退団公演は柴田先生にお願いしたいとリクエストしたそうです。
きっと安寿さんだけではなくて、リスエストしたスターさんも多かったのでしょうね😉
剣幸さんは、サヨナラ公演の川霧の橋のお話をしてくださいました。
ラストの『もう、どこへも行くな』というセリフについて。
皆さんの心にもそのまま残る言葉ですし、宝塚で生きてきたもの、思い出は何処へも行かないよ。と表現してくださった気がして、一生忘れられない最後のセリフ。宝ものの様に残してくださった作品だと思ってします。と仰っていました。
この作品はファンにとっても宝物ですよね✨
この時に舞台の映像が流れたのですが、これは花の指定席の映像なのかな??
初めて観た映像なのですが、幸さんがラストのセリフを言う時のアングルがこちらの方が全然良いですねっ😆





お光ちゃんの胸を掴んでいるのがちゃんと見えるし。花の指定席の映像も欲しくなりました😁
番組内で沢山の柴田作品の映像が流れたのですが、初演の時のものと再演版のものがバランスよく流れていて良かったと思います😉
大江山花伝だけは再演版のみの映像で、初演版は一度も流れなくて残念
なんでかなぁ。映像残っているはずですよね。

でも、あかねさす紫の花、うたかたの恋の初演の映像が少しですが流れたので嬉しかったです。これも出来れば全編観たいです‼️
印象に残ったのが、柚希礼音さんの開演アナウンスのお話です。
柚希さんは柴田先生に一時間ほど開演アナウンスのお稽古をして貰ったとの事。
『ようこそ宝塚劇場へお越しくださいました』というアナウンスの中で、どれだけようこそ来て下さったかという思いを込められるか。それがどれだけ大切な事かという柴田先生のこだわりに感動しました。と、柚希さん。
この話を聞いて感動してしまいました

と言うのは、以前ブログにも書いたのですが、私が宝塚にハマったきっかけが開演アナウンスだったからです。
剣幸さんのアナウンスだったのですが、まず男役のステキな声に感動して、宝塚初心者の私を優しく迎えてくれる様な語り口だったのです。
開演アナウンスってとっても大事だと思います❣️
私の初宝塚は柴田先生の作品でした。初めて観たのが、剣幸さん率いる月組だった事と柴田先生の作品だったから、宝塚ファンになったのだと思いました。
柴田先生の作品は魅力的な娘役が多く登場する所も素敵だなぁと思います。
相手役の娘役に魅力がないと男役もたちませんし、作品自体も面白くない。娘役に力を入れるのは当然なんです。次に控えている娘役にも充分に働いてもらう、という配慮をしていくと男役が豊かに見える。ヒロインが良い役であると主役の男役もカッコ良く見える。と柴田先生。
残念ながら、最近はそういう作品は少なくなってきました。時代と共に宝塚に求めるものが変わってくるのでしょうね、、。
柴田先生の作品は宝塚の財産だと思っているので、これからも大切に再演してほしいなと思います。
紫苑ゆうさんも、これからも後輩達に先生の作品を伝え続ける。と仰っていましたし

この四連休、来月の夏休みは全く予定がないので😅、スカステで放送された柴田先生の作品を存分に堪能しようと思います❣️