今年初観劇をしました

『ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812』→タイトル長い

舞台にコメットシートなるものがあり(オケボックスの様に埋没式に作られた座席)、そこには小さなテーブルがありドリンクを飲みながら観劇するスタイルで、その席にはキャストも降りてきます。
私は二階席だったのですが、なんと開演前に二階席にもキャストさんが来てくださり、盛り上げてくれました‼︎
二幕目では、松原凛子さん、霧矢大夢さん、小西遼生さんが来てくれて。
役者さんとの距離感が近くて、キャストと観客が一体となって楽しめる舞台でした







トルストイの『戦争と平和』が元になっています。
入り口に人物相関図が置いてあるので、それを見れば内容は分からなくても楽しめると思います

冒頭で曲に乗せて登場人物の自己紹介をしてくれるのですが、ちょっと聞き取れない時があったので、この相関図を事前に頭に入れておいた方が良いかな。
印象に残ったのが、女性キャスト陣の歌の上手さです‼︎
エレン役の霧矢大夢さん、マーリャ役の 原田薫さんのパワフルで見事な歌声。
マリア役のはいだしょうこさんは、役の心情が伝わる歌唱力。
ソーニャ役の松原凛子さんは、もう圧巻の歌声でナターシャを思う気持ちが伝わってきて泣けました

男性陣では、アナトール役の小西遼生さんが文句なくイケメンで『アナトールはイケメン』が納得
二幕目では私の近くに来てくださり、目が釘付けでした
→最低な人物なのですけどね(^^;;


ナターシャ役の生田絵梨花さんは、ヒロインらしい容姿で登場した瞬間に可愛いなぁって思いました。歌声も声が少し細いけれど高音が綺麗でしたよ

ただ、あまり表情・歌声から感情が伝わって来なかったかのが残念。
最初に「アンドレイ」って台詞を言うのですが、アンドレイの事を好きな気持ちが伝わって来ず、ただ名前を読んだだけの様に聞こえてしまいました

戦争と平和は昔宝塚で上演されたものを観たのですが、その時にナターシャ役の娘役さんの演技を見て心を揺さぶられる程感動した記憶があるので、余計に物足りなくなってしまったのかも知れません。
生田さん、とっても可愛かったのですが、、。
こちらも高いチケット代を払っているので感情が伝わらないヒロインは見ていてツラいです。。。
次に生田さんを観るのは、レミゼラブルのコゼットです。容姿も才能だと思うので、それを武器に感情表現の幅が広がれば素敵なミュージカル女優になると思うので頑張って頂きたいです‼︎
主役のピエール役の井上芳雄さん。
ピエールはメガメをかけて終始猫背でカッコ良さとは程遠い人物。
主役にしては出番が少ないのですが、歌うとやはり凄いですよね。男性陣の中でも群を抜いた上手さでした。
ずっと押さえている感じの演技だったのですが、ナターシャとアナトールが駆け落ちをすると知った時の感情表現が流石でグッと来ました。
それからカーテンコール。
舞台の奥に扉があって、主役の井上君だけがそこから登場するのですが、登場した瞬間にやはりスターだなぁって思いました

年初めに相応しいとても楽しい舞台でした



当日券も出ているので、興味のある方は是非

お勧めです
