『ハンナのお花屋さん』二回目を観劇しました

一度観て話の内容は分かっているけれど、やはりラストシーンはウルっと来ますね。
あたたかい涙が溢れました

ただ、初回に観た時よりもハンナとアベルの回想シーンが長いなぁって感じてしまった

必要な場面なのかも知れないけれど、二幕なんてクリス(明日海りお)とミア(仙名彩世)のシーンよりも多いですよね。。。
脚本的には『ハンナが実質的にタイトルロールなの??』って思ってしまう部分もあるけれど(某評論家もその様な事を書いていましたよね(^^;;)、ちゃんとミアがヒロインに感じられるのは仙名さんの力量だと思います‼︎
ミアって同情をひこうとする演技だと観ている側も冷めてしまうのですが、仙名さんの『私だけ幸せになってはいけないの‼︎』という台詞がストーレートに心に刺さりました。観客の心に響くのです。
ラストシーンでのクリスとミアがテーブルの下で手を重ねる場面は 、何度観てもあたたかくて幸せな気持ちになってしまう(*´︶`*)♡
宝塚を観て、こんなに幸せな涙が出てきたのはいつ以来だろう(笑)。
明日海さんと仙名さんは想像以上に素敵なコンビです







宝塚ってとろける様な幸せな空気感って必要ですよね





全てはこのラストシーンの為にある、と思ったらハンナとアベルの長い回想シーンも意味のあるものに感じてしまいました(笑)。
他の出演者の感想などを・・・。
*花屋の従業員の数がやたら多いのですが(笑)、特に印象に残っているのはアナベル役の音くり寿さんです。
バレリーナを志していたけれど、怪我で挫折した過去があります。負けず嫌いの完璧主義。
成功したバレリーナに嫉妬して、同僚のミスに激しく激怒する場面があるのですが、この場面の感情の塩梅が兎に角上手かった‼︎ ヒステリーな嫌な女にならなかったのが凄いと思います。
クリスの前でバレエを踊る場面があるのですが、とっても綺麗でした✨
音さんは歌が上手いだけではなくて、バレエも踊れるのですねっ‼︎
音さんのハンナ役も観てみたかったかも。
*羽立 光来さんと真鳳つぐみさんのコメディエンヌぶりが素晴らしかった✨
特にローズ役の真鳳さんは前回観た時よりも、激しくクリスに迫っていました(笑)
図書館でのシーンは激しく足を打っていて大丈夫だったのか本気で心配してしまった程です。
*クリスの旧友役の瀬戸かずやさん。スーツの着こなしが素敵で男性にしか見えません♡
舞台で明日海さんを支えている頼もしい存在ですが、彼女は明日海よりも下級生なのですよね。ビックリです。
*アベル役の芹香斗亜さん。
明日海さんの父親役ですが、舞台上では親子の絡みがなくて残念。
でも、ショーで明日海さんと踊る場面は胸熱でした。
明日海さんと仙名さんとのデュエットが始まる時に、舞台をそっと去る芹香さんを見て宙組へ組替えするのがオーバーラップして泣けました

*今回の舞台で何が一番感動したかと言うと、明日海りおさんがキラキラしていた事です✨
月組でロミオを演じた時に感じたあの輝きがあったんです‼︎
ロミオの時は、神父様の前で怯えている姿を見て『守ってあげたい‼︎』と思ったのですが、今回のクリスは、ミアを守りたいという気持ちが伝わってきて包容力を感じました。男役として円熟期を迎えているのですね。
でも、従業員にいじられてしまう愛らしい感じは健在でした(〃∇〃)

ファッションショーかと思うくらい、明日海さんの沢山の衣装を堪能出来ましたが、私が一番好きなのはお花屋さんのエプロン姿です❣️
こんな素敵な店員さんがいるお花屋さんがあったら、きっと毎日通ってしまいますよね〜





とっても癒されました:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
この作品はDVDが発売されるのですよね‼︎
久々にDVDを購入しようかな、と思いました



来月はここに『スカーレット・ピンパーネル』の看板が飾られるのですよね〜

ハンナのお花屋さんが明日で終わってしまうのは寂しいけれど、スカーレット・ピンパーネルの開幕、今から楽しみです






