月組の次期トップスターが珠城りょうさんに決定しましたね。
『研7でトップになった天海祐希に次ぐ異例の早さでのトップ就任』
という記事になった位、最近では稀に見る早さでの就任ですよね。
この記事を読んで、天海祐希さんがトップになった時に似てるなぁと思いました。
そう思ったら、珠城さんの特別なファンという訳ではないけど、他人事とは思えなくなってしまいました。
どこが似ているかというと、、、。
*初舞台後に配属された月組でそのままトップになれた事。
*若くしての就任(天海さんの場合は研7でトップになって研9の時には退団してしまいましたが
)

*上級生を飛び越えての就任
*相手役が続投
本当に似てますよね。
ただ一つ大きく違う事は、天海さんは二番手時代があったという事です‼︎
二番手時代は短かったけど、凝縮して沢山の経験をしたのではないかと思います。
多くの方が仰っている通り、二番手時代は悪役など色々な役が出来て大事な時期ですね。
・・・以下は天海祐希さんの思い出話しになってしまうので、興味のない方はスルーしてくださいネ。
天海さんが二番手になりたての時に『ベルサイユのばら』のアンドレを演じました。
この時に天海祐希さんはまだ研5になったばかりで、研5の生徒さんに本公演でアンドレ役を配役する事自体凄い事なのに。
アンドレ役は役替わりで、各組のトップさんと研5の天海さんを役替わりで演じさせたのです‼️
これには本人も驚愕して、
『他の組のトップさんと役替わりだなんて、絶対に比べられるに決まってる』
『劇団は何を考えてるんだ
』

『どうせやらなきゃいけないなら、比べられる前に一番最初にやらせて欲しい』
と思ったみたいで、劇団側に、
「勿論一番手でやせていただけるのですよね!?」
と聞いたら、
「いや、3番目にやってもらう」
と言われて撃沈したそうです。
でも、あの時には各組のトップさんと同じ役が出来た事はとても勉強になったそうです。
当時の月組の状況を補足すると、天海さんは上級生を飛び越えて二番手になりました。
天海さんも上級生も複雑な状況だった事を思えば、その中でアンドレ役をやらなければいけなかったなんて、もの凄いプレッシャーだったはずですよね。
私も当時ベルばらを観に行った時は、『ゆりちゃん、頑張れっ‼︎』って祈りながら見守っていました。
でも、プロローグでアンドレ役として青い衣装を着てセリ上がって来た時の天海祐希さんの堂々としたスターオーラにひれ伏してしまいました。
私の中で、『ゆりちゃん』から『天海祐希さま
』に変わった瞬間です。

スターオーラに感動したのではなくて、
『なんて強い人なんだろう』
って尊敬したんです。
プレッシャーを跳ね返すエネルギーと言うかオーラが半端なかった。
そんな強い精神力のある、そして二番手を経験している天海祐希さんですが、月組のトップ就任を告げられた時は、『上級生を飛び越えて自分がトップになる事を月組生はどう思うだろう』って恐怖でパニックに陥りそうになったそうです。
そして、その夜は友人との電話中に怖くて泣いてしまったとか

なので、二番手をあまり経験していない珠城さんがこの状況でのトップ就任には、想像も出来ないプレッシャーがあるのではないかと勝手に心配してしまいました。
今までW二番手として活躍してきた、美弥さん、凪七さんもきっとやりきれないですよね

勿論、本当の気持ちは本人達にしかわからないけれど、劇団側も生徒さんの気持ちを考慮する事が出来なかったのかなぁって思ってしまいました。
一つだけ、劇団グッジョブ
って思った事は、愛希れいかさんを相手役にした事です


トップスターに於いて相手役さんの存在ってとても大きいですよね(それはファンにとってもです
)

一期違いで、新人公演でも組んで気心が知れているのは勿論の事、トップ娘役として経験豊富なそして実力のある愛希さんが相手役というのは、珠城さんにとって、とても心強いのではないでしょうか。
麻乃佳世さんが天海祐希さんを支えてくれた様に、きっと愛希さんは頼もしいパートナーになると思います。
今日の宝塚ニュースで、全国的ツアーの稽古場の様子が流れましたが、お二人はとても良い雰囲気だったし、珠城さんも堂々としたホセでした

月組贔屓ではないれど私は初めて見た組が月組だったので、やはり気になる組なんですよね。
龍真咲さんの退団公演が素晴らしいものになりますように

そして、新生月組が良いスタートを切れますように願っています

*天海祐希さんに関しての事柄は全て、『明日吹く風のために・・・』に書いてあったのを記事にしました。