

オスカルが明日海りおさん。
アンドレが龍真咲さん。
観劇してから二年が経ったのですね。
このバージョンはDVDを出してくれなかったんですよね

でも、放送してくれて嬉しいです

明日海さんのオスカル、こうして画面でアップで見ると、本当に麗しいですよね

よく、朝海ひかるさんのオスカルに似ているって言われてるけど、見た目は朝海さんよりも、元星組の大輝ゆうさんに似てるなぁ。
あとね、時々杜けあきさんを思わせる時があるんです。目をしかめる時とか、声のかすれ具合とか。あと口元も。
杜けあきさんの内面から滲み出る演技、私は大好きだったんです!!
明日海さんのアンドレやオスカルも、正に内面を大事に演じているので、余計に杜さんに似てるって思ったのでしょうね。
特に、マロングラッセやロザリーに対しての態度が凄く優しくて、ジーンときてしまいました

明日海オスカルで凄くゾクゾクしたのが、アンドレが絶命してからの演技です。
これは演技というよりも、オスカルが乗り移ったかの様でした。

アンドレが死んで、
『シトワイヤン、行こうっ!!!』
って言う所は、気丈に振る舞ってるけど、
『アンドレ、手をかしてくれ。』
って言う所は、儚くて、、。
この場面では号泣してしまいました



でもね、これだけ語っておいて何ですが。
私は、明日海さんはアンドレの方が圧倒的に良かったと思います!!
というか、この役替わりは今考えても無理がありましたよね。
せめて、一週間単位で役を替えるとかしてくらたらいいけど、1日の内で、午前はアンドレ、午後はオスカルって大変過ぎる思う。
役つくりも、アンドレの方が沢山練習出来たのかなぁ、なんて勘ぐってしまいました。
オスカルは明日海さんがトップになってから、じっくりと役つくりをして演じて欲しかったなぁ。(ベルばらはもうお腹いっぱいですが

あと、思いっきり毒を吐いてしまうけどこのバージョンって、ハッキリ言ってつまらなかったです

特に一幕。
衛兵隊の給食事情なんてどうでもいいし、(外にもっと描く事あると思います!!)
フェルゼンも中途半端に登場させるなんて。オスカルの気持ちがわからない、酷い人になってましたよね。
フェルゼンって必要だったのかなぁ??
漫画の素晴らしさが全然描かれてなかった

今まで宝塚で上演したベルばらで一番良かったのは、映像でしか観てないけど、1975年に花組で上演された『オスカルとアンドレ編』なんです。
当然、アントワネット・フェルゼンも登場するし、ロザリーとの関係もきちんと描かれてるし。
オスカルがフェルゼンとの恋に思い悩む姿も描かれていて、オスカルがドレスを着てフェルゼンと踊る場面もあるんです!!
これ、明日海さんがやったら凄く綺麗だと思います

あとね、トップとして輝きを増した今だったら、凛とした美しさ、凛々しさ、演技、歌唱力、全てがアップしていて最強のオスカス様になりますよね




もう配役も勝手に考えました

オスカル‥明日海りお
アンドレ‥鳳月杏
フェルゼン‥芹香斗亜
アントワネット‥花乃まりあ
ロザリー‥城妃美伶
ベルナール‥柚香光
ジャンヌ‥仙名彩世
ジェローデル‥鳳真由
アラン‥瀬戸かずや
アントワネットの歌唱力が難ありだと思うので、本当はアントワネットを仙名さんにやって欲しいんですが、番手があるので難しいですね(;^_^A
1975年バージョンの演出で、このキャストだったら、時間とお金の許す限り通っちゃいます



