先日「先回り育児」という言葉を
聞きました。
「先回り育児」というのは、親やわたしたちが
子どもの遊びを誘導したり
子ども同士の関係に介入しすぎる傾向のことをいい、
心理学者の柏木恵子さんが提唱した言葉です。


さて
そんな中、
ひろばでおもちゃを巡って
ひと悶着がありました。

もう言葉でお話も出来るお年頃なふたり。
なので
見守ってみようか・・・

先にボールを箱に入れ、布で包んで遊んでいた I ちゃん。
たまたま遊んでいないときにそれを見つけて遊ぼうとしたKくん。
Iちゃんは「わたしが遊んでいたー!」と泣いてしまいました。
Kくんは「これで遊びたい!」

声掛けは・・・
「どうしたい?」
2人の「したいこと」は平行線でどうしようかと思っていたら
ママさんの提案がありました。
箱に入っているボールの色分けしてみる。
赤、青、緑、ピンクで2つの箱に分けてみると
箱の大きさの違いもあって
半分には見えない・・・
ということで泣いてしまう I ちゃん。

同じモノを欲しい気持ちに寄り添ってみると
子どもの気持ちの変化に出合うことも多々あり。
「待つ」ことは難しいけれど
今回2人のママさんは先回りしないで待ってくれました。

簡単に他のもので
ごまかしたり出来る年齢でもなくなると
時間がかかるけれど
お互いの気持ちを言い合えることが一番ですね。


ぽらりすひろばではなるべく
子どもたちの声に耳を傾けたいと思っています。


あーるぐれい