13日(木)のことです。

Aちゃんが電車で遊んでいたときのこと。

Bちゃんも同じ電車で遊ぼうと別のところに

持って行ってしまいました。(4個あります)


するとAちゃんは遊んでいたところになくなってしまったのですから

大泣きです。


Bちゃんにママが色々と他のおもちゃ(電車や車)を渡して返してあげて、とするのですが

「イヤ!」

他の言葉でも何とか声かけをされていました。

それでも「イヤ!」なものはイヤなんです。


Aちゃんママは「遊びたかったらちゃんと貸して!って言ってごらん!」と

何度となく言います。

Aちゃんは果敢にも「貸して!」とBちゃんのところに行くではありませんか。


「イヤ!」「貸して!」の応酬が始まりました。


いつもならどちらかというと親の方が気を遣って

取り上げて渡してしまいます。


でもね

今回は双方のママたちは声をかけながらも

忍耐強く待っていましたよ。


お互いの子どもたちをフォローしながら、ね。

もう子どもたちが意地になっているのがよくわかりました。

Bちゃんは他のお友達には渡したのですから。



そして、スタッフ「かすみ草」のとどめの声かけ

「Bちゃん、○○くんにも○○ちゃんにも電車貸せたね。えらいね。」

これがきっかけとなって

AちゃんはBちゃんに電車を渡すことができました。


今回は双方のママがびっくりしていることがありました。


Aちゃんは普段はおもちゃを取られたら、

泣いてママのところに行って他のおもちゃで遊ぶ。

ところが今回は返してもらうまで頑張って「貸して!」と言えた。



そして

Bちゃん、絶対に貸せなかったおもちゃをちゃんと貸すことが出来た。


Aちゃんはぽらりすひろばが

泣いてもいい、安心出来る場所だと思ってくれたかなぁ・・・


Bちゃんはやさしい子だってわかってるよ。

だってちゃんとおもちゃを貸せるんだもんね。


ついつい親は目先のことにとらわれたり

相手の親御さんに気を遣って

すぐに行動をしてしまいがちです。

ぽらりすひろばでは、出来れば待ちの姿勢でいてほしいです。

他のママたちもお2人(AちゃんBちゃん)を応援してくださっていました。

私たちスタッフもそんなときだからこそ、一緒に見守っていたいです。


その後

AちゃんママとBちゃんママはお話しされていました。

うれしい光景でした。



子どもを信じて待つ、

難しいですが

とってもうれしい1日でした。




あーるぐれいアールグレイ