今日のおススメ英語教材は洋楽の歌詞
Mr.Big To Be With You
いい曲ですよね~懐かしい記憶と共に、心に残っている曲です。
失恋した女の子を勇気づける歌詞が、優しく響きます。
I'm the one who wants to be with you
Deep inside I hope you'll feel it too
Waited on a line of greens and blues
Just to be the next to be with you
気になるのは、三行目。直訳すると、
「緑や青の線の上で待っていた」
となってしまいますよね。ちょっと歌詞の流れと合いません。
実は、“Green” “Blue”には、色以外にも意味があるんですよね。
“Blue”は何となく想像できますね。
憂鬱な、陰気な、などの言葉が当てはまりそうですね。
“Green”は、日本語では“青”を使って表現する言葉が当てはまります。信号の“青”や、“青二才”の青は“Green”で表現します。
さらに、、、嫉妬の色は“Green”なんですね!!
ビックリじゃないですか?私の嫉妬の色のイメージは紫とか、黒っぽいイメージです。
日本人の感覚としては、緑は青葉や平和のイメージが先に来る気がします。
色に関する感覚の違いは、世界各国で様々なようです。
例えば、“太陽”と“月”は何色ですか?
太陽は赤、月は黄と当たり前のように思っている答えが、世界共通ではありません。
太陽は黄、月は白と表す国もあるんですよね。
その感覚の違いは言葉に反映され、言語によって存在しない表現がある。
言葉って本当に面白い!
ただ言語を習得するだけではなく、その言語の礎となる文化を知ることが、言語学習における醍醐味です!!
そして、私が言語学はライフワークだなあと思う理由の一つです。
では、いくつもある意味の中で、“To Be With You”の歌詞を訳すのに適した言葉はどれなのでしょうか?
①②それぞれの言葉を使って名詞で訳そうとすると、下記の訳になります。
① 青二才や陰気な奴らと並んで待ってたんだ
② 嫉妬したり憂鬱になりながら待っていたんだ
どちらでも歌詞の流れには合っていると思います。
訳詞の面白いポイントは、自分の気持ちを投影して訳せるところなので、どちらでも好きなように訳してよいと思います。
でも実際のところ、歌詞を書いたEric Martinさんはどう思って、書いたのだろうか?と気になりますね。そのヒントはこちらインタビュー記事にあるそうです。
英語中級者以上の方はぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。
読めましたか?Ericさん、子どもの頃にムードリング(気持ちで色が変わるリング)を持っていたので、それを歌詞にはめ込もうというアイディアを思いついたようですね。
つまり、“Green” “Blue”はEricさんのムードリング、感情の色を投影しているということですよね。
②の訳の方が、Ericさんの思いに近いのかもしれません。
でも、どっちもOK!自分の思いやイメージを自由に描いて、訳詞を楽しみましょう♪
語学学習って本当に面白いですよね!
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