ロザリオとバンパイア 14巻(最終巻)感想 | 腹の中なないろ!気まぐれに書くブログ

腹の中なないろ!気まぐれに書くブログ

奈々さんのこと書いてたはずなのに、いつの間にか色々書くようになった、そんなブログ。今はいのりん記事多め。

元々この作品に興味を持ったのは、奈々さん・美里さんが出てたからでした。

しかぁ~し!

ちょっと(結構?)エロの入った作品だったので、私にとってアニメで見るには苦しい作品でしたねσ(^_^;)

でも、漫画で読んだらそんなにエロはなく、びっくりしたぐらいでした。

漫画でも初期はエロも少々入ってたんですが、後半は怒涛の戦闘に次ぐ戦闘。

まさに、「友情・努力・勝利」を兼ね備えた作品だったのではないかと。

何度も泣かされ、何度も感動し。



はい。

そんなはまりにはまった作品の最終巻でした。

毎回発売日に買うほど大好きな作品が終わるのは、やはり悲しいものです(ノ_・。)

しょげててもしょうがないので、簡単に感想を。









ストーリーと、主人公だけをピックアップ。


ストーリーについて

14巻(seasonⅠを入れると24巻)分の、積み重ねがこの最終決戦で一気に出ましたね。

仲間を想いやり、仲間のために戦ってきた絆が、あらわされていたかなぁと。

月音とモカのために、元敵だったアクアと月音の仲間たちが手をつなぐシーンは感動もんでした。

月音のこれまでの歩んできた結果(後述)が、みんなをそうさせたんじゃないかな…。


あとは、全体的なことを言うと…

このストーリー、毎回ひやひやするんですよね。

なぜなら、主人公サイドがあんまり強くないから←

強くないっていうと失礼なんだけど、敵側が圧倒的に強い。

だから、何度「あっ、死ぬかも」とひやひやしたか。


必ず勝つとは分かるんですけど、仲間の誰が死んでもおかしくないぐらい、とにかく敵の強さが圧倒的。

だから、どうやって収集つけるかが予想できなくて、ハラハラしました。


で、この漫画のいいところが、パワーアップパワーアップの繰り返しじゃなくて、元敵が仲間になってというところですね。

敵側にも色々事情があるんですよね。

元は、仲間だったとか戦わざるを得ない事情があったとか。

そんな敵だった人たちが、月音の信念に触れて、説得されたり、時には仲間になったり。

敵にも圧倒的な悪の存在がいなくて、何度も何度も感情の置き場に困りました。。。

だからこそ、泣けるし感動もしたんじゃないかなぁ。


例えるなら、「なのは」みたいな。

敵だけど、敵にもちゃんとした信念があって、しかもその信念が切ない理由でみたいな感じ。

どっちにも感情移入しちゃって、でも続きが気になる…みたいな、こういう物語は弱いですねσ(^_^;)




月音について

最初のころのよわよわしさなんて、どこへやらの最後は主人公っぷりでした。

でも、そうなれたのもすぐではないんですよね。

何度も負けて、負けて負け続けて。

それでも、モカが、仲間が大事だからと信念を持って頑張ってきた月音はかっこよかったなぁ。


そんな月音の姿を見ていて心を動かされたから、くるむやみぞれなど一度は殺されかけた相手でも、手をつなげるような性格になったんじゃないかと思いますね。

もし、月音と会っていなかったら、手なんてつなげないと思います(月音と会っていなかったらそもそも戦ってすらいませんが)

もちろん、最後の最後に助けてくれたアクアの性格の変化も例外じゃないですね。


月音は、草食系に見えるけど、実は強い信念を持った肉食系だと思う。

みんな(敵も含めて)が惚れて、集まってくるのも分かるなぁ…。

とにかくかっこいい主人公でした。


「好きなひとより大切なものなんて、オレには何もないよ」

ロザバンのストーリーを表した言葉だったかなぁと。

好きだから戦う、守りたいから戦う、ロザバン全体を通してそんなストーリーでした。

体現していた月音が言うからこそ、かっこよくて、はまった言葉でした。

これ見て泣いちゃいましたよ。






そんな感じでした。

ちょうどきりのいいところで終わったのも、満足でした(もうこれ以上読めないのかと思うと、寂しくもあるんですが…)

面白かったし、もっと人気作になってほしかったなぁ。

表紙や初期の話に戸惑わず、女の子にもぜひ読んでほしい作品ですね。