夕刻にウォーキングをしている。

この村は川(ダム湖)沿いに点在する集落が有り私は川の南岸の集落に住んでいる。

北岸への橋を渡り別の橋を渡って戻る周回路の3.5kmをコースとしている、右回りと左回りを日によって気分で決めている。これだけで歩数は7000歩を超えるので1日の歩数はだいたい1万歩くらいにはなる。

夏は歩きながら道に延びてくる葛の蔓をチョキチョキ切って手指の運動も兼ねている。

右手と左手で剪定鋏を交互に持ち替えて均等に運動させていた。

手指が思うように動かせなくなると私の精神の維持によろしくない。

私のROMには唯一の楽しみのオートバイの操作方法が焼付けてあるが、手足が動いてくれないと脳はパニックを起こしてしまう。

 

 

日に1万歩くらい歩くことは健康維持の為の最低線だと思っている。

会社辞めたあと医師に聞かれて「今は2、3千歩です」と答えたら「寝たきりに近い運動量だね」と呆れられた。

前のスマホは歩数を勝手に記録してくれたが今はスマートウォッチを着けている。

そのウォーキング周回路の途中に私が小学生のときの通学路が残っている。

今は誰も通らない道だ。

この道を毎日通っていた、鉄骨階段は後年設置されたようだ。

(これって、道と言えるようなものではないじゃん)

 

降りていくと下の車道で橋につながる。

(どこが車道だろう?)

 

こっちの道を転がり落ちると少しショートカット出来た。

上下スクロールで転がり落ち感が出る平面画だな。

(今は転がり落ちることも出来ないようだな)

 

橋を見てみよう、橋は今でも見えるぞ。

赤い橋の更に下に古い橋の橋脚が残っている。

低学年まではまだダム湖が無くて川幅の狭いところに架けられた古い橋まで転がり落ちていって橋を渡った。

ダム建設に関係していたのだろう、赤い橋に架け替えられていた。

大きな音のコンプレッサーや鋲打機のそばを通るのが怖かったことを覚えている。

赤い新しい橋は残っているが今は誰も通らない。

写真は近年架けられた更に新しい橋の上から撮った。

通学路の道のりは1kmくらいだったが今の小学生はそんな短距離も歩かず送迎バスに乗っていく。

このダム湖についてはいろいろ想うことがあるので又書くと想う。