今年は柿が豊作で処分に困り、貰ってくれる人には配りまくったんですが、もうこれ以上は処分出来ない。
そこで残っている柿を柿酢にしてしまおうと思い立って、近所の農家に作り方を尋ねたが誰も作ったことが無いと言う。
それで作り方を調べたら何のことはない、必要な材料は柿以外に何も無かった。
柿と、柿に付着している自然の発酵菌が勝手に酢を作ってくれるようだ。
家事労働者の私なのですが、余り勤労感謝されない日であるようです。
鼻歌交じりに柿の実を刻んでみる。
上の空ですりこ木を使って潰していると。
「パシッ」?
力を入れすぎて瓶を割ってしまった。
この味つけ海苔の空容器は非常に薄く作られていて、ガラス工芸品のようで、中身の海苔より価値は高いものに思える。
ガラス瓶には捨てるのが惜しいような物がよく有る。
また割ってしまいそうなのでミキサーと電気エネルギーを使ってみる。
ホームベーカリー用のドライイーストを少量放り込んでおいた。
適度な容器に分けて温かいところに保存する。
容器には余剰空間を設けておかないと膨張して噴き出してしまう。
蓋は緩めで締めておかなければいけない、しっかりと締めてしまうと、
一瞬何事が起こったのかと思うような大きな音がして蓋が飛び、驚いた猫も飛び上がった(ショコの心臓はノミより小さい)。
そのときすでにアルコール臭が立ち上っていた。
適度な時間経過をみて液体だけを搾り取ってカスは捨てる。
又フタを緩くしておいて今度は涼しいところに保存する。
やがて、アルコールが酢に変わっていくそうだ。
しかし私の場合アルコール濃度が適度になったところで賞味期限とする場合があり得る。
発酵食品簡単すぎる。
酢は体に良いと広く認識されていて、原発と違い高い評価を得ている。





