新米になってから玄米食を一時的にやめて銀シャリを食べ続けています、その美味しさを再確認するとともに糖質依存性の不健康感も満喫していました。

早く玄米食に戻さないと、と、自身の生命の危機感も現れてきました。

相変わらず米価は高値に有るようですが、今の私は米価や備蓄米に興味は無くなってしまいました、もう満腹なのです。

政府は米の減反政策を方針転換し増産へと舵を切り直すことを決定しました。

原発推進政策も方針を転換することになると歓迎出来るのですが。

政府が米の需給見通しを誤り歴史的高騰を招いたことを反省しての方針転換です。

令和のコメ騒動の原因は米不足だったと認め、流通業界やJA(農協)を性悪説から庇った形ですが、私はそれを素直に受け止められません。

生産者と消費者の両方から不当に搾取されたお金が流通業界を潤し、農林中金の巨額損失の穴埋めに回されていったかも疑念は消えていません。

そして今更増産だとお気楽なことを言える政府に呆れかえります。

太古の昔から続いてきた減反政策によって田んぼはこんな風に成っているんですよ。

写真は休耕田となって2年経過した田んぼです。

耕作者の高齢化と後継者不在によるやむを得ない休耕田、、、の形ですが、

このあたりの農家は皆米作りをやめたいのが本音で、その理由は体のいい言い訳に過ぎないんです。

「やっと米作りをやめることができた」、これが本音です。

資本主義社会の中で各産業は若々しく成長拡大していくと、誤った概念に支配されてきた世の中で、

米作りはそこから外れてしまっていた、とうの昔に。

縮小しつつ安定を目指したけれど、縮小し続けて消滅しかかっている。

それをいまさら米増やして頂戴って言われても無理なんですよ。

一年前に刈った草がこれだけ伸びるんですねえ。

草の定義から外れて木に近いような植物が、田んぼだった頃から残っていた肥料成分を吸って良く育ち収穫時期?を迎えています。

私は写っていませんが、ハンマーナイフの大きさと比べると人の背丈を超える草?だと分かるでしょう。

丸一年の間刈らずに放置しておくとこうなるのですよ。

二年放置したらハンマーナイフではもう歯が立ちません。

三年四年放置したら自然の林に戻っていきます。

政府はそんな休耕田が簡単に水田に戻せるとでも思っているのでしょうか?

重機を入れての土木工事から又始めなければならないのですよ。

こぼれた草の種は全宇宙の星の数より多いのですよ。

何でも出来ると勘違いしている小泉さんにやって見せてほしいものです。

水路維持の為の出合い作業にも出て下さいね。

ちなみに、レンタル農機なんてもんはこの世に有りませんからね、何故無いのかも想像出来ないんでしょうね。日本ではお米は年に一回しか獲れないのですよ、狭い日本では農繁期が集中してしまいます、農閑期に田植え機やコンバインに乗って旅行に行く人なんて居ませんしね。

お米作りの農機具一式を揃えるにはこの辺の一反百姓(差別用語では無いよ)でも一千万円はかかるんです。

農家は身を削り続けて関連業者の生活まで支えてやってきて、いやいや米作りをやっているのが現実なんですよ。

小泉さん、机上理論では無く、やってみないと分からないことが有るんですよ。

そんな薄識で万一日本の首相にでもなられたら国民はソッポを向いてしまいますよ。

でも唯一国民の支持を得られる方法を教えてあげましょう。

原発ゼロ政策に方針変更することです。

あなたのお父様もそれを望んでいるんでしょう。

親孝行してあげたら。