朝のラジオ体操の帰り道に道端のクヌギの木の下にドングリが落ちていた。

何者かが食べて中身が綺麗に無くなっている。

「猿。なのかなあ?畑に餌が一杯あるのになぜなんだろう」と私。

『リスだろう』と、Sさん。

「えっ、このあたりにリスが居るんですか、まだ見たこと無いなあ、都会の公園に居るものだと思ってました」

『あれは餌付けされた養殖リスだよ、此処のは天然もんさ』

え”っ、食うんかいな。

そういやリスに野菜かじられたって話は聞かないよな。

リスのように小さな個体にとってはまだまだ自然界に食料は有るんだな。

「するとこのあたりの鹿や猪や猿は養殖もんということですかね?」

『そう言えるなあ、天然もんより味は落ちたやろ畑でエサ貰っとるんやから、やがて熊も養殖モンになるんとちゃうか、もう練習しとるみたいやで』

怖いな、こっちが食われるやろが、くまモンみたいにユルくないやろで。

Sさんとの会話はウィットに富んでて楽しい。

しかし、リス見てみたいな。

ウサギは夜ときどき見ることあるけど赤い目は養殖もんの名残らしいから昔は飼っていたんだろうな、今度食べてみたいな、見るからに美味そうだけど。

童話に描かれてるリスは可愛いけど、美味いんかなあ・・おいおい。