友人が米農家?のhさんの米を食べたいので、「売って貰えないか?」と言ってきた。
当然私は想定内だったので既にhさんに頼んで何袋かを人にただでやらないで残して保管してもらっていた。
何しろ私は事を大げさに語るので、hさんの米作りにかける情熱についても過大に伝わってしまうことはある。
もちろん水田に投入された「HBー1●1」のことについても私は私なりの見解で正直に伝えたはずであるが友人がどう受け止めたのかは知らない。
友人はおそらく、”日本一美味しい米が手の届くそこに有る”と判断したようであった。
友人が米を引き取りに来て、いつものおちゃらけ話しの中でこう言った。
「昨日イ●ンで買い物をしていていやな想いをした」
田舎のイ●ンも省力化で自動レジになっているが都会のように完全無人化ではなく店員を1人貼り付けている。
その田舎ゆえに雇用を切られなかった店員が友人のところに来て、
「こんなことで警察呼ばれるのはいやでしょう?」と言ってきたんだそうです。
なんのことかと思ったら、
6本組みの缶ビールが1本分の値段でレジを通過していたそうだ。
6本パッケージのバーコードを読み取るはずが1本の缶ビールのバーコードを読み取ってしまったようだ。
まったく覚えのない、いわば店側の落ち度と言えるような間違いで犯人扱いされて友人はひどく憤慨しているので、「その事実があるならイ●ンをつぶせますが、やりますか?」と聞くと、店が無くなってもまた困るから今回はやめとく、と友人もまた人が良い。
ここでやっと本日の展開へ入ります。
便利なバーコードやQRコードが人の雇用を奪って久しいのですが、
バーコードは米国の学生、QRコードは日本人が開発したらしいのです。
その日本人とは自動車産業のデンソーの開発部門の人だとされているようです。
悪名高い「カンバン方式」による生産性をより上げるのが目的であったそうで、自動車産業の内部ではデファクトスタンダードとなっていったようです。
デンソーは特許権を行使せずオープンとしQRコードは世界中に広がってたくさんの人の雇用を切りまくっていくのです。
実はもっと昔のことなんですが、ト●タの工場の中のエレベーター機械室に並んでいる制御盤に、今のQRコードによく似た幾何学模様のステッカーが貼ってあったんですよ。
どれも同じように見えましたが、よく見ると各号機によって微妙に違う模様なんですよね。
私達エレベーター屋は他社のエレベーターに干渉することは御法度になっていましたが、写真を撮るくらいは許されていたんですよ。
で、その今まで見たことのない幾何学模様をスキャンさせてサイトに侵入してみたら、
ステッカーが貼ってあったT社のエレベーターの、生まれてから現在までの「ものがたり」、履歴がすべて詳細に見れてしまったんですよ。
T社はエレベーターの技術者が膨大な紙切れを持ち歩くことのないようにと、インターネットを利用したエレベーター管理を早くもやっていたんですね。
ちなみに、エレベーター機械室というところは一般には危険なために普通の人は入れないのです、それがT社にとっての唯一のセキュリティーになっていたという甘い時代でした。
もちろん、そのセキュリティーはエレベーターの所有者であるト●タには簡単に突破できた訳なんですけどね。
私の話は事を面白おかしく語るので良く曲解されるんですよ。