イサキ釣りの友から今度はガシラ(カサゴ)が届いた。
海底150mから地上にやってきたガシラは綺麗なピンク色をしている。
地球の異変を伝えたかっただろうが、とりあえず胃袋に直行していただく。
ガシラといったら煮付けに決まっているようなもの。
「地球が危ない~」っと、言って息絶えていった。
近頃は魚を捌くのは特殊技能と思われている。
(台所の奥さんのコレクションに出刃包丁は無いようだ)
熱湯をかけ臭みを抜くことを思いつく主婦は半分くらいか。
強火で沸騰させた鍋に入れなければガシラは成仏できない。
「魚は泡で煮ろ」と、
司法試験に出る、アレッ、一級建築士試験だったか。
彩りを加えると美味そうに見える。
どうやら本当に美味かったようだ。
皿は無地を選べ、色物は味を盗られる。
近頃のノンアルビールは旨い。






