政府備蓄米の放出が進められています。
新しい農水相がうまく進めて消費者に早く届けてくれるでしょう。
その備蓄米というのがR3年産や4年産だということなんですがちょっと思うことがあって。
私は米を専用冷蔵庫で保管していますが、新米が採れる時期になると在庫を確認して、
もし余りそうなら人にあげたりして、新米が採れたらもう去年の米は食べないのです。
万一目測を誤って少し余ってしまったら小鳥のエサにしてやります。
ちょっと横道ですが、小鳥でも米を食べるのは雀が主で今うちの柿の木の巣箱で子育て中のシジュウカラやヤマガラは食べてくれませんね。
雀といってもバカに出来ない量を食べますよ、小さな体なのに群がって食べ続けますからね、あっという間にエサ箱が空っぽになっています。
そんなことで、私は古米は絶対に食べないのですが新米を食べるまでは去年の米を食べていた訳で、それは丁度一年経っているんだから古米と言っても良いかと思うのですよ。
新米に変わったときには味の違いが分かるものなんですよ、昨日まで食べていた米は何だったんだと思うほど新米は美味いものです。
それが今回出回る備蓄米はR3年産だと古、古、古米になるのかな?
そんなのが食べられるものなの?、従兄弟の米農家?に聞いてみると、
「玄米を専用冷蔵庫で保管しているから味はそんなに悪くならないと思うよ」
でも私も玄米を専用冷蔵庫で保管してるけど、一年経ったら不味くなるんだけど。
「大きな倉庫になった高性能な冷蔵庫だから違うんじゃない」
米に関しては従兄弟の言うことを信用するほかないが、大きくても小さくても時間の経過は同じなんじゃない、とは思うのです。
いくら高性能な冷蔵庫でも限度は有るだろう、古、古、古、古・・・と永遠に保管することは無理なんじゃないかな、備蓄米は普段はどうしているんだろう?
「加工米や飼料に出して新米と入れ替えていくんじゃないかな」
そうか、R3年産より古いのもあるのかも知れないがそれはさすがに食用には適さないということなんだな。
そこでだ、
少なくとも食用に回せるR3年産は現在まで、R3年の秋に収穫されてから今までの3年半以上に渡って、大きな倉庫の冷蔵庫で電力を消費し、管理人を食わしてきたわけだ。
そこにかかったコストは誰が負担するんだ、消費者か政府か?
消費者であるのが正当だと考えるが政府であるならば生産者も負担していることになる。
すると又々生産者からむしり取る多重負担構造になっていると、考えられるのではないか?
小泉農水大臣は頭の切れそうだから、その辺のことまで考えてくれるだろう。
でもひょっとしたら知らないかも知れないことも書いておきます。
日本の東北北部や九州南部など一部地域で米を籾で保管する風習のあるところが有ります。
その風習を全国に展開したらどうなるか?
現在の玄米流通から、籾での流通に変更すると、消費者が食べる米の味は格段に美味しくなります。
籾すりは流通業者で行うとして、精米は現在でも多くの家庭がやっていますよね。
それにはスーパーには玄米で米が並べられなければなりません。
消費者が白米で買ってきた米は猛暑の夏場には一ヶ月も経つと不味くなってしまいます。
米離れをなくすためにも主食である米をおいしく食べることを考えていただきたい。
流通・備蓄コストの上昇や、膨大な精米器需要など新たな利権もオマケで付いてきますよ。