ゆうべ重要?な集落会議があった。
このへんでは昔から悪企み会議のことを”ジョウカイ”と言うらしい。
お隣さんから「ジョウカイに行こうか?」と誘われた私は集落会議が有るから行けんわと断った。
思うに「ジョウカイ」とは「常会」と書くのかなと気付いたのはお隣さんも隣の席に居たからだ。
皆にとっては鬱陶しい会議なんだが、わたしにとってはある意味を持つものだった。
「中山間地域等直接支払事業」というものものしい名前の会議だ。
国の補助金で行う大事業(主に草刈り)の、前年度実施報告と今年度実施計画を審議するものだ。
この補助金はへんぴな山間地にある農家が米作りから逃げられなくする国の食糧政策の一つで有る。
米作りを継続すれば一反(10アール)あたり年間2万円を雀が持ってきてくれる、そのことによって事業年度の5年間農家を米作りに縛り付けようとするものだ。
日本中何処でもそうなんだろうが、このへんの農家もほとんどは年金生活者の暇つぶしであって、米作りにこだわる理由は別に有るのだが、「呉れるもんは貰っておこう」と、国の制度に乗せられたたふりをしているようだ。
ついでに役員の改選が行われて私が会計にされてしまったぞ、私は米作りは人任せで何も知らないんだけどね。
つまり私が金を管理するという、皆にとっては災難な、私にとってはウフフなことになってしまったみたいだ。
前任者がこつこつ溜め込んできた資金がかなり溜まっている。
それはこの事業の趣旨に反することで、補助金は年度内で全部使い切るのが国の意図するところだ。
よって私はきっちり使い込むつもりだ。
もとい
使い切るつもりだ。