3年前から休耕田にした田んぼが1反有る。
それには訳が有る。
私の実家の田んぼは2地区に有り、住んでる地区に1反と隣の地区に1反である。
住んでる地区の1反は昔からずっと従兄弟が作ってくれている。
隣の地区の田んぼは作ってくれる人が何回かの変遷をして最後は法人が請け負ってくれていたが解約されて投げ出された。
耕作放棄地にしてしまうと景観の悪化等で好ましくない上、国の食料政策による補助金も支給停止になってしまう。
将来又米作に復帰できる可能性を残しておくのが良かろうと思って休耕田という扱いにした。
耕作放棄地にして放置してしまうと5年くらいで田んぼの植生は草から木に移っていき林の様相を呈してくる。
そうなると田んぼに戻そうなどと考えても多大な労力を要するので考えただけに終わることになる。
休耕田は直ぐに田んぼに戻せる状態を維持し管理している状態で除草やトラクターによる土起こしをしておかなければならない。
「何も作らないのはもったいないから野菜でも作ったら」と言う人が居るが安易に言うでない。
野菜作りは難しくてとても手間暇かかるものなんですよ!
米もよう作らんような私に作れる訳が無い。
そうは思っても遊び気分でスイカとカボチャを植えてみたのが一昨年のこと。
全滅
トウモロコシとサツマイモを植えたのが去年のこと。
トウモロコシ全滅、サツマイモは草に埋もれて青息吐息ながら少し収穫できた。
で、今年
サツマイモとジャガイモを植えようと思っている。
でもそれはまだ遊び気分の範疇であり本格的にやる自信も体力もないのが実情である。
しかしこの地域で野菜作りにヤル気の片鱗でも見せると厄介なことが起る。
作り方のご指導をいただき作業スケジュールもみっちり組まれてしまった。
すでに種芋とビニールシートがプレゼントだと称して届けられた。
「肥料やら道具やらいっぱい持っていかなあかんでうちの軽トラ自由に使ってね」って、
本格的農耕への道が敷かれてしまった。
今さら後戻りは出来ないよなあ、
ここんところメッチャ寒いし、
今年の夏もくそ暑いんやろなあ。