毎年思うけど春が近づいてきた頃の寒さはたまらん。
戻り寒波とか言われているが「戻ってくるなよ!」と言いたい。
とにかく、油断してしまった体にここ数日続いている氷点下の冷え込み攻撃には参ってしまう。
こんな寒い時は「味噌を仕込んでおこう」と何の脈絡もなく思いつく。
大豆は国産優良大豆"味噌誉れ"だ、ベジタリアンやビーガンにもok、グルテンフリーやフリーガン愛好者にはお勧めしない。
米麹はある秘密結社から仕入れた高性能な改良品種"密造君3号"
塩はメキシコ産岩塩を沖縄の海水で一旦溶かして又煮詰め直して天日で乾燥させた"面倒くさい塩"。
いずれの材料も製品仕様書・検査成績書・品質保証書付きで有るが用心深い方は台所に有る?線量計で放射線量をチェックしてから使うと宜しい。
道具は1大鍋・2すり鉢・3私の田舎で「冷まし」と呼ばれる平べったい器・4熟成保存容器。
製造工程は以下による
1、豆を洗い一晩水に漬けてふやかす・・・鍋には蓋をして猫がいたずらするのを防止すること。
2、豆を煮る・・・圧力鍋を使っても良いが暇な私は大気圧鍋で2時間以上茹でる(待ってる間にうっかり出掛けないようAmazon primeで映画を1本観る)、指で摘んで潰れれば茹で上がり。
3、茹で上がった豆を冷ます・・・(注)非常に重要な行程・・・麹菌が死滅しない温度の50℃以下まで冷ます。
(逆に15℃以下では麹菌が働かず休憩してしまうので温度管理は非常に重要)
4、豆をすり鉢でつきつぶす。
(このとき餅つき機等を使うのは良くない、餅と同様に人の手でつかないと美味くない、又すり鉢を使うと豆粒が残って味噌の風情が一段と上がる)
4、「冷まし」で豆と米麹と塩を充分に混ぜる。
(お茶目心で砂糖を少量混ぜ込むと熟成が早く進むと考えられるが、出来上がった製品に瑕疵を感じることになるので自己責任で行なうこと)
5、混ぜ合わせた豆を野球ボールほどに丸める。
(ゴルフ好きならゴルフボール大でも良いが数が多くなって大変だからやめときましょう、サッカーボールやラグビーボールは大きすぎてダメですよ)
6、熟成保存容器に丸めた豆を投げ入れ押しつけて積上げる・・・空気を入れ込まないよう渾身の力で。
7,入れ終わった豆の表面にビニールを被せ密封し重しを載せて完成。
8、冷暗所に保管しておいて、半年後にもし忘れていなかったら食べて”手前味噌”な感想を近所に言いふらす。
大豆と米麹と塩
茹でて冷ましてすり鉢ですりつぶす
混ぜ合わせて丸めて容器に積上げる
ビニールで空気と遮断し重しを載せて冷暗所で半年保管
以上のレシピは我流につき味を保証するものではありません










