一級河川と二級河川についての思い違い。
何かしら、
等級を聞くと一級の方が偉いように思ってしまう。
大きな川が一級河川だと思ったら少し違うみたいだ。
一級河川の方が二級河川より数が多いのだ。
長かったり水量が多かったり、又は水質が綺麗だったり、川に対して与えられた称号であると捉えたらそれは違う。
一級河川とはなんぞや?
それには水系というのを知る必要がある。
水系に一級水系というのが有って、その中に有る河川は一級河川となるらしい。
水系とは同じ所へ流れて行く水の範囲のようなもので、遡っていくと山の稜線によって区切られる。
分水嶺で水の流れる方向が決まり、同じ方向の水が流れる域を水系という。
国にとって治水や経済上で重要な水系を一級水系に指定して、行政管轄に支配される事なく国が一元管理をしている。
前に、川は誰のものか?と書いたが、一級水系の川すなわち一級河川は国が管理しているから国のものと考えられる。
国のものということはすなわち国民のものであり国民が責任を持つものであると言える。
一級河川宮川が水質日本一という過去の栄光を失ってしまった責任は国民に有る訳だ。
水瓶 銘:メダカの水系
Kenichi Museum
