Sさんの庭の檜葉は見事なバランスを保ち剪定されている。

その作業は高所作業車をレンタルしてきて自ら一人で行っている。

年に1回行われる剪定作業についてSさんは「これが出来なくなったら俺も終わりだ」と言う。

後を継ぐ人は居ない、何処の家も然りだ。

庭木の剪定だけでは無い、

10年経ったら・・・

水路の維持作業も田んぼ作業も果樹園も山も・・・

集落の存続自体さえも怪しいことになるだろう。

やはり、

わたしはマグロのMさんを習って、

この村でがむしゃらに動き廻らなければならないようだ、

カツオのように。