お年寄りが多くなりました。
私もあと2年すると65歳で”高齢者”という括りのお年寄りの仲間入りです。
現在65歳以上の高齢者がどれくらいかというと、去年の総務省の統計で3557万人、人口比で28.1%です。
私が生まれた頃は500万人、人口比で5.5%程度ですから爆発的に増加したと言えるでしょう。
この爆発的な増加は頭打ちになりつつあるようですが、総人口が減少する中でまだ緩やかに増加していきますから人口比としてはまだまだ上昇していくわけです。
老人・・この名称はどうも好きになれないので私はお年寄りと言う場合が多いのです。
苦い思い出ですが、
出張の街で同僚と深夜の酒場に入ったら元気なお年寄りで埋まっていました。
「此処は老人ホームかいな」と小声でつぶやいたのが血気盛んな先輩達の機嫌を損ねてしまいました。
何かのサークルの打ち上げであったお年寄り達は老人と呼ばれたことが気に入らないようでした。
絡まれて説教を賜ったのですがそこは酒の席、最後は仲直りで大合唱となったのです。
私も老人と呼ばれたら嫌です、蔑称のように聞こえる、お年寄りなら許せるような気がする?優しい響きが。
老人ホーム始め老人何某という名称が多いのですが、お年寄りハウスとかに名称を変えてはどうでしょう。
65歳以上はもちろん、70歳80歳でも元気な現役仕事人のお年寄りは沢山いますね。
私の両親なんか90超えてますが元気なものですよ。
100歳超えたら特別に”老人”の名称を与えるなんてのはどうでしょうかね、名誉に化けるのです。
昨日運転免許の更新講習で教えられたのですが、事故死亡者に占める高齢者の割合は6割を超える(当県の場合)そうです。
人口比約3割の高齢者はそれ以外の人より2倍のリスクを有している交通弱者ということになります。
自由に外出して活動できることは何より幸せなことなのですが、現代社会はお年寄りに優しくはないのかも知れません。
さて、
お隣のおばあさん。
始めてのショートステイを楽しみにニコニコして送迎車を待っていました。