いいかげんに晴れてほしいものだ。

朝の散歩コースで見る田園にはすっかり稲穂が出ているというのに日が照らない。

今の季節、稲にとっては晴れて風が吹かないと受粉が出来ないそうだ。

稲の受粉は自然まかせで晴れた日の風に頼る他に無いらしい。

受粉出来ないと実(米)が生らない。

今年の収穫を左右する大事な時にうんざりするほど雨が続いている。

農家は雨が上がるのを待ち望んでいる、そう、きっともうずっと前から。

去年が豊作だったから今年の収穫が見劣りすることに成らなければ良いが。

昨日、米の買い付け量を2俵から3俵に増やしたばかりなのに。

 一俵が60kg、農家はその半分の30kgを「1袋」といって基準単位としている。

昔は両肩に1袋づつ、計60kgをかついでいた猛者も高齢化してしまい、今の農家さんは30kg袋でも重くなってきて、更に半分の15kg袋で取引するようになった。

私も15kg袋で3俵分の玄米、つまり12袋を買う約束をした。

私の家は1反程の田んぼを知人に作ってもらっており、そこで収穫された米の一部を買っている。

いちどきに買うので専用冷蔵庫で1年間保存するという経費もかかる米な訳だ。

スーパーで都度買った方が効率良いのは解りきっているけど昔から自家米を食べてきた。

その知人の農家さんが言う「○○○(私)も米作ってみたらどうかね~?」、

「げっ、げ~、勘弁してくださいよ~」。

みんな作りたくないことは解りきっているので、私はそう言われると困ってしまうのですよ。

そんな、持て余している田んぼでも、降る時に降り、照る時に照って初めて収穫にこぎつけられる。

少し温度差は有るにしても、私も早く止んでほしいよこの長雨。