現在進行形

KYBの検査データ書き換え問題について少々。

突然表面化して経緯が解らないので思いつくままの推定だが、

それほど大ごとなのか?と思う。

私達もやっていたから。

検査成績書を出せと言う客にはやはり見栄えの良いのを出してやりたい。

建築設備には工場検査、受け入れ検査、据え付け自主検査、完成検査等々検査づくし。

据え付けて電源入れた瞬間に盤が火を噴いたなんてのはいっぱいあったからね。

製作工場で検査をまともにやってたら防げたのに、なんて最初のころは思ってたけど、

納期に間に合わないからバラで出荷する、なんて日常に慣れると不正なんて概念は辞書から消える。

検査成績書なんて素人が見ても解らん紙切れでしょう。

不揃いなグラフは綺麗に”脚色”してあげるし、やらなかったことでも”創作”してあげるのが宜しい。

それに印を押したら立派な検査成績書になるのが日本文化だよ。

法に触れるのならダメでしょうけどね、ダンパーはどうなのかな法規制が有るのかな?

地震動なんて設計値で想定したような素直なやつはほとんど来ないよ。

想定を外れた揺れに”検査不適合”ダンパーが効果的に作用する場合だって有ると思うな。

車のショックアブソーバーも過酷な走行をする人は好みの減衰力の物に替えるでしょう。

もしダンパーの元データが有るなら「このような特性になります、設計値より最近の地震動傾向に対して安全です」と表明してみてはどうかな。

杓子定規に白黒つけたがる融通性を欠いた社会はいただけない。

解ってないな~、と思ってる人はKYBだけでなく沢山いると思うね。