現状唯一,ネットワーク対応しているポータブルスピーカー
こういう500mlペットボトルぐらいのサイズのBluetooth対応のポータブルスピーカー,2014年あたりから流行り始めて,一旦ブームが落ち着いた頃かなという2023年.
Bluetoothさえあればだいたいどうにかなるところ,Sonosのネットワーク機能が備わると何がええねんというところですが,
- 音楽流してる最中に,SNSとかの動画の音が急に割り込んでくるということを防ぐことができる.
- スマホ一台しかなかったとしても,SonosのスピーカーでBGMを流しつつ,通話やらゲームやら,音出しを伴う他の用途にスマホを使用することができる.
- 理論上,音がいい(最近はBluetoothの性能が良くなっているのか,昔ほど差は感じない)
- スマートスピーカーとして一応使える(設定のツメが甘いのかもしれないが,Echoのような専用機の反応の良さにはかなわない)
- 自宅のミュージックサーバー(NAS,DLNAサーバー)を活用できる
Wi-Fiの接続に関して
この手のスマート家電にしては珍しく,Wi-Fiは2.4GHzと5GHzの両対応です.キッチンで使うときには電子レンジやらIHとの干渉を避けられる5GHz対応はありがたいです.
ただWi-Fiの設定をAndroidで行おうとした際,うまく行かないことがあります.その時にはモバイルデータ通信をオフにした上で,SSIDが【SONOS】になっているWi-Fiに直接接続することで改善するかもしれません(アプリ側の制御でSONOSのダイレクトWi-Fiに接続したが,ネットワーク接続がないWi-Fiに接続した場合はモバイルデータ側が優先される制御,Wi-Fi接続先を勝手に変更する制御が入っていると推察する).
iPhoneで設定した場合にはすんなりいきました.
Wi-Fiを使用しての音楽再生が何故か安定せず,途中で止まってしまう現象に悩まされました.Wi-Fiは5GHz側に固定したほうが安定して再生されています.
NASのDLNAサーバーが使えなかった件について
自宅では他のLINNとかマランツのネットワークプレイヤーも併用している関係上,QNAPのNAS上の音楽ライブラリ(FLAC)をDLNAサーバー(TwonkyMedia server)経由で共有できる環境を整えています.(Windowsパソコンの音楽ライブラリはLINN Kazoo Server)そのため,Sonosのスピーカーでもサクッと音楽ライブラリにアクセスできればと思いましたが,そうも行かなかったという話です.Sonosのシステム側からNASにシンプルにアクセスする機能は普通に使えたので,そこまで不自由はしていないですが,NASとWindowsのライブラリを分けて閲覧したかったのでそこが残念.
サーバーアクセスはSonosの設定→システム→メディアサービスの項にあるメディアサーバーとUPnPのトグルスイッチを有効することで,音楽ソース選択画面に勝手に表示されます.
ただここで,Twonkeyは表示されましたが,LINN Kazooはそもそも表示されませんでした.
Twonkeyは曲目リストなどなどすべて表示されるのにも関わらず,リストを押しても再生されない,追加できませんというエラーが表示されるなどで使い物になりませんでした.似たような使い方を検討されている方は注意が必要かと思います.
ただし先にも書いたように,Sonos自体のライブラリ機能の設定画面にNASのアドレスをベタ打ちすることで,NASの音楽を楽しむ事はできたので実害はなかったです(おまけにSonosのライブラリ機能は優秀).