いままで2014年ぐらいに買ったDC74を使っていたんですけど、LEDが10回ぐらい赤点滅して文鎮化してしまいまして。調べたところ要バッテリー交換とのことでした。

8000円ぐらいで交換用バッテリーを公式サイトから購入して、自分で交換を行いました。ネジ2本外すだけで交換できるんですね。

 

これを機にと、サブで使用していたマキタのスティック掃除機には引退してもらい後任にDC74、メインにはちょうどいいタイミングで新発売となっていたV12を迎え入れることにした訳です。

クルマ好き的にはV12という響きがたまらんですな。

ちなみに別宅には2012年に購入したDC45を置いているんですが、未だにピンピンしていますし、吸引力に不足はありません。高めの価格設定ですが、これだけ永く愛用することができればコスパは抜群と言えるでしょう。

 

前置きが長くなりましたが、本題に入りましょう。

 

今回購入したのは、V12で一番安い組み合わせの、DirectSlim Fluffyです。ダイソンのサイトから買えばフレキシブル隙間ノズルがもらえたのに、楽天ポイントほしさに市場で買ったら取り逃しました。フレキなのはいいとして、伸びるから楽に掃除が出来そうなんですよね。

 

写真は撮り損ねましたが、大量の段ボールのゴミが出ます。覚悟して解体してください。あと、各種書類はてんでバラバラに入っています。頑張って集めましょう。

 

ここでよかったポイントを。

1.静か

2.ゴミ捨てが楽

3.残り時間が確認できるディスプレイ

4.毛のからみが少なそうなミニモーターヘッド

5.工具フリーでのバッテリー交換(装着するときのカチャって音も、銃のリロードみたいでよき)

 

イマイチポイントは

1.トリガーの方が(自分は)好みだったかも

2.ヘッドのレーザーはある程度暗くないと機能しない

3.ゴミの量グラフは数値が天文学的でピンと来ない

4.それは即ちDigital Slimで良かったのではないか

 

よかったポイントを少し補足すると。

音は明らかに静かになりましたね。

今までのはジェットエンジンよろしくな高音で耳に刺さる音質でしたが、

V12では柔らかい音質になるとともに、音量自体も抑えられていると感じます。

さらにエコモードが新設されたおかげで、同居人が寝ていてもギリセーフと感じる音量で掃除が出来ます。

 

ゴミ捨てに関して。

パイプを外す手間はかかりますが、

V10以降のものは、埃を舞わせないように、クリアビンをゴミ箱の奥までつっこんで捨てやすい形状になっていると感じます。

また、ホコリがくっつきやすいサイクロン内壁を削いでくれる機構が備わっているのも高得点です。

 

イマイチポイントに関してですが。

 

まずはトリガーの話しを。

確かにDC45のトリガーは重めで、人差し指が疲れる印象がありました。

ただDC74でかなり軽く改善されて、私も母もストレスはありませんでした。

ちゃんと物を片付けてから掃除機をかける場合には、ボタンの方が良いでしょうが、

私みたいなズボラは、物をどけながら掃除機をかけていたりするので、

電源のオンオフで両手を使わないといけないコレは少しイマイチかなと感じたりしました。慣れるかもしれませんが。

 

そしてヘッドのレーザー。

暗いところだと、掃除機をかけた場所がくっきり分かって楽しいですし達成感がありますが、

通常の明るさの環境下だと、レーザーでホコリの確認が出来るとは感じませんでした。(壁キワのホコリを確認するときは便利だと感じました)

 

汚い画像でアレですが。

部屋の照明を間接照明にした状態だと↓

通常の照明にすると↓

 

そしてゴミ量の表示に関して。

グラフは教示されますが基本左から順に高いだけのものしか見えませんし、

小さく表示されている数字は、値が数百万とかなので、だからどうやっちゅうねんという気分になります。東京ドームの体積はテニスボール何十万個分やでと言われている感じです。

たとえば、前回の掃除よりも多くゴミが取れましたとか、今ほど掃除機かけたところに未だゴミあるかもしれへんとか、今日はいつもよりも花粉が多いっすねとか、ぼつぼつゴミ捨てた方がええぐらいホコリ吸ったわとか、そういうわかりやすい尺度で伝えてくれればよかったなと感じます。

 

こんな不満を抱える私にぴったりな機種、それがDigital Slimであったことを認識するのに時間はかかりませんでした。ただ、価格差が1万円ほどとなると、最新機種を買いたくなってしまうのが、ガジェオタのSAGAと言うやつです。

 

あと、この掃除機を使っていたらふと、昔使っていたナショナルの掃除機を思いだしたんですよね。

床のゴミの量が多くなると、ランプがついて自動で吸引力が上がる辺りとか。国産勢は15年ぐらいは先を行っていたんですね()。

 

とにかく纏めましょう。

良い買い物でした。V12には面白い機能が盛りだくさんになっていたと思います。

ただ、大半の人にはDigitalSlimが最適といって過言でないでしょう。ただし価格差は要チェックです。

また、ロボット掃除機を併用している場合には、1.5kgMicroあたりで十分な性能があると思われます。

きっとダイソンのことですから、どれも永く愛用できる逸品であると信じています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

追記

しばらく使っていたんですけど、ちょっとイケてないなと思ったところがあったので追記します。(写真がなくわかりづらいと思いますが)

今までのダイソンは、ルートサイクロン(ちっさいサイクロン)部分にたまった細かいホコリを叩き落していたんです。ルートサイクロンのゴミはメインのサイクロンの回転軸の中から出てきました。

じゃあ今回のは?

メインのサイクロンの回転軸上には吸引口があり、一見ほこりが落ちる構造ではないです。

もーっとよく見ると、回転軸の外周に薄いスリットが入ってて、そこからホコリが覗いています。爪楊枝で引っ張り出してみると、じゃんじゃん出てくるじゃないですか。

この時、V10から始まったバズーカ型の本体は設計に無理があったのではないかと気づきました。

さらに追い打ちをかけるように…

今度はフィルターを掃除しろというメッセージが表示されました。

ダイソンのプレモーターフィルターは2,3か月に一度水洗いをする必要があったのは今までと同じだったので、外してみたんですが、このフィルター部分から綿埃が山ほど出てくるという、今までも遭遇したことのない事態に見舞われました。これはサイクロン部のレイアウト変更のせいで、遠心分離の性能が悪化しているのではないかと見ています。
 

って考えると、形状変更される前の最終モデルである、V8あたりが一番良いモデルだったのではないかと思っています。

ちょうど今V8はコストコとかテレビショッピングで安売りされているので、お得に入手できるのではないかと思います。