かなり有名な話だけど、一郎さんは相当な釣り好きである。
オリンピックに「フィッシング」の種目があったら、音楽をやってなかった、というくらい。
全国ツアーに釣り用具を一式を持参し、忙しい時間をやりくりして、
釣りにいそしむ姿をインスタで度々見かける。
たいてい夜なので、まさにナイトフィッシングである。
その影響で、歌詞や曲名にも釣りにまつわる用語が数多くある。
「アンタレス」「スコーピオン」「アルデバラン」は釣り道具のリールの名前だ。
最近まで、星座の名前の方だとずっと思っていた(笑)
「ボイル」 魚が水面を飛び跳ねる状態。
「ライズ」 魚が虫などを捕食するために姿を現すこと。
「トップウォーター」 水面や浅いう水中で使うルアーの種類。
ここまで来ると釣りをやらないと、サカナクションの歌詞の世界観を
本当の意味では理解出来ないのかも・・・、思い悩んでしまう(笑)
釣りは一度くらいしかやった事がないので、何とも言えないが、どちらかというと苦手だ。
まずあの生餌を針につけるのが、とてもじゃないけど出来ないし、
針が口に刺さって吊り上げられる魚を見るのも、すごく痛そうでツライ。
でも、釣り好きにしかたどり着けない、深い世界をのぞいてみたい気持ちもある。
一郎さんの作る音楽はもちろん、好きな本、アートなど、いつも共感できるものばかりだ。
だから、釣りの世界もきっと、難しくて、美しい哲学があるのかな?
いつか機会があったら、一郎さんに釣りの魅力について聞いてみたいと思う。