いつもご覧頂き、ありがとうございます 自己紹介はこちら★

 

こんにちは。

 

九州在住の

43歳、7歳男児のワーママ、シンママ。

(実家暮らし)

オーガニック&BTS、

視野を広げる学びが大好物

あまねです。

 

 

 

 

最近、読んでいるマンガが

思ったより面白くて、

ホクホクしています。

 

私の面白いマンガとの出会い、

あるあるなのですが、

最初の方ではその面白さが

分かりにくいという所があります。

 

 

 

基本的に息抜きや思考を日々の

悩みからずらす為にマンガを

読むのですが、

 

何となくとか、

取り敢えず読んでみるか

的なものが多く、

 

『これは、絶対面白い!』

『これなら間違いない』

と思って選ぶ訳じゃないんです。

 

だから、最初の数巻は、

『ふ~ん』

って感じで読んでいて、

途中から、

『あれ、めっちゃ面白い?』

となり、

『ヤバい、止まらない』

と最終的になり、

めっちゃ当たりなマンガの出会い

になります。

 

 

 

つまり、最初はよく分からなくて、

何なら見るのを止めようかなと

思っているくらいの感度なんですw

 

自分の感性に鈍感なのか?(苦笑)

なので、

初動の気持ちに左右されない様、

何事もある程度しつこく張りつく

方針です。

(何のこっちゃ)

 

 

 

もちろん、結局粘っても無理って

なって、

10巻くらいで見るのを止めて

しまう事もありますがね。

 

 

 

てな訳で、最近読んだ

 

ヤマシタトモコさん著

『違国日記』

『さんかく窓の外側は夜』

 

がすんごく面白かったので、

語りたいと思います。

 

 

 

 

『さんかく』はまだ読み終わって

いないのですが。

 

まず『違国日記』は最近映画にも

なりましたね。

 

 

 

主人公は2人。

姉と確執があった作家業の独身女性。

その姉の娘(中学生)。

 

中学生の少女が両親を突然事故で

失い、

その彼女を作家の彼女が引き取る

所からお話は進みます。

 

物凄く丁寧に人間の内面を描写し、

 

私は、人付き合いや人との距離を

ある程度取りたい、

作家業の女性に凄く共感して

しまいました。

 

 

 

仕事に没頭して、部屋が散らかり

放題だったり、

人の事をあまり心底好きにはなれない

ドライな所とか、

それでもそんな自分を尊重して行く

姿だとか。

 

そんな彼女を理解し、それでも

魅力を感じて集まって来る友人達

だとか。

 

皆、少しずつ普通とは違って、

その違いで悩んだり、衝突したり、

許し合ったりしていく様が

凄く感動的です。

 

 

 

最後の方で、とある人とこの女性が

 

『基本的に共感に欠ける私が

 他者に関わりたいと望む事自体

 とんでもなく傲慢なのでは』

と語り、

 

『それでも、それでも』

(私は人と関わりたい。

 誰かを特別だとか愛する事が

 とてつもなく怖いけど)

 

と言うシーンがあり、

共感し過ぎて、泣きました。

 

 

 

 

 

 

続いて、

『さんかく窓・・・』

の方は、オカルトマンガなので、

霊とか呪いとか出てきます。

 

結構、気持ち悪いシーンも

出てきますので、

(とは言え、絵があっさりして

 いる為、めちゃくちゃ怖い

 訳ではない)

人によっては、気持ち悪い、

怖いと感じるかも。

 

 

 

 

主人公は霊感体質の書店員男子。

 

除霊能力を持つ青年と出会う事で

一緒に除霊のお仕事をしていく

事に。

 

除霊の仕事をして行く内に

同じ女性が呪いに関与している事が

分かり、

 

やがて、その先にある組織が関係

している事が分かります。

 

 

 

出てくる登場人物が点と点として

現れ、

そしてその点がクライマックスに

向けて線として繋がって行く。

 

その流れが本当にお見事。

 

一つ一つの除霊エピソードも

 

『なるほど、除霊にも除霊者の

 個性によって、やり方、

 捉え方に違いがあるんだな』

とか、凄く深くて面白い。

 

 

 

中でも、呪いに関与している女性が

占いに来る人達を見て、

 

『皆、決断を誰かのせいに

 したがっている』

 

と話すシーンがあって、

その占い師の友人が

 

『たぶん皆怖いんだよな。

 これは自分の結果だと認めるのが』

『大変だよ、自分の決めた様に

 生きるのは』

 

という箇所があって。

 

これまたすんげえ分かるっと

撃沈しました。

 

 

 

自分が何かに挑戦する時とか、

思った様に上手く行かなかったり、

トラブルが起きた時、

 

『占いに行こうかな』

 

とか思うんですよね(笑)

(普段、ほとんど思わない)

 

何かね、すんごく誰かに依存したく

なる。

 

 

 

依存は占いだけじゃなくて、

 

『自分より凄そうな人に話を

 聞きに行く』

だったり、

『美味しそうなごちそう』

だったり、

『オシャレな洋服』

だったり、

 

何か買いたくなったり、

食べたくなったり、

 

不安が依存を生むんだよな(爆)

 

 

『あの凄い人が言った事だから

 間違いない』

『私が決めた事じゃないから』

(私は責任取りません)

(私は関係ありません)

 

っていう。

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

言葉にするとマジでカッコ悪い。

 

けど、そういう事が私の脳内で

起こっているんだよなあと

思いました。

 

*これはあくまで私の性格上の

 捉え方なので、

 占いを否定している訳じゃない

 です。

 何事も適度に利用すれば、

 上手く使えば良いと思っています。

(私は気を付けないと、依存し易いので)

 

 

まあさ、

『だからどうなんだ?』

って感じなんだけど、

 

漫画家さんは本当に凄いなあと

思いました。

 

ちゃんとストーリーとしての

面白さ、

話の奥深さ等そちらも描きながら

 

こんな心の深い部分を描くシーンが

たくさん、たくさん出てくる

のですよ。

 

恐ろしい才能だなと。

 

 

 

もちろん、これを描くまでに

 

相当考えただろうし、

練り練りしただろうし、

苦しんだだろうし、

 

想像を絶する準備をしたんだろうけど、

 

それでもこんなものを表現出来る

なんて、

(しかもエンタメも維持しつつ)

 

凄いなあと思いました。

 

 

 

そんな、

素晴らしい作品や作者さんに

出会った時は、

 

『やったーーー!!!』

『運が良いーーー!!!』

等と思うのです。

 

 

とは言え、

特に『さんかく・・・』の方は、

後味が良いと言えるものでもないので、

 

こういう心の深淵を覗き込む系

ダークヒーロー系は

ほどほどにしとかないと暗くなるので、

気を付けないとなあとも

感じたのでした。

 

 

【お知らせ】

7/1(月)18時〜

今年2回目の自主企画、

オーガニックがテーマのものの

募集を開始予定です。

その時期にブログを覗きにだけでも

来て下さると嬉しいです(^^)