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こんにちは。

 

九州在住の

43歳、7歳男児のワーママ、シンママ。

(実家暮らし)

オーガニック&BTS、

視野を広げる学びが大好物

あまねです。

 

 

 

 

 

先日、BTSのリーダーRMが

2ndソロアルバムを兵役中にも

関わらず出しました。

 

『Right Place, Wrong Person』

(正しい場所、間違っている人)

 

RMは、2023.12月に兵役に入り

ましたが、

そのギリギリまでこのアルバムの

作業をしていたそうです。

(何と11曲入り!)

 

アルバム発売と同時期にジミンに

アルバムの感想を聞きながら、

コンセプトや心境を語る動画が

アップされました。

 

これが凄く面白かった!

ので備忘録として記録します。

 

 

 

 

 

『Right Place, Wrong Person』は、

誰しも一度は感じた事のある

 

「どこにいてもその場所に

 似合わない異邦人」

 

のように居心地の悪さを感じる時の

感情や葛藤が込められているとの事。

 

「僕が正しく、この場所が間違っている

 のではないか?

 という考えから曲を作った」

との事。

 

正しさとはその時々の多数派によって

作られるルールで、

いつか正しかったものが間違ったものへと

覆されたり、

 

その場所の正しさと間違いは

行ったり来たりを繰り返す曖昧なもの

と歌っています。

 

 

わ、分かる・・・。

 

特に若い頃は、

 

『言っている事おかしくないか?』

 

と思っても、自分が未熟なだけかと思って

違和感にフタをしがち。

 

だけど、40代にもなると、

 

『いや、私の方が正しくて、

 この場所の方が間違っていないか?』

 

と自分の感覚が正しかった事が

分かる時もある。

 

もちろん、逆の時もあるけれど。

 

 

 

 

 

 

私はBTSがソロ活動をするって発表した時、

特にRMやSUGAは、凄く実験的なBTSと

全然違う曲を出すと思っていたんです。

 

だから、付いて行けるのかな?

とドキドキしながら、

『どんな変化球が来ても受け止めるぞ!』

と待っていました。

 

が、最初のソロアルバム『Indigo』は、

思ったよりもずっとPOPで聞きやすい

ものでした。

(このアルバム自体はもちろん、

 とても好きです)

 

だからちょっと肩透かし喰らったというか。

 

 

んが、今回の

『Right Place, Wrong Person』は、

全くBTSらしからぬ、

POPとはかけ離れたオルタナティブな

曲たち。

 

凄く変わっていて、凄く変で、

凄く面白くて、言いたい放題w

 

『来た~!!!』

って感じでした。

 

 

 

 

 

 

私は、『Groin』が中でも1番好き。

曲もカッコ良いし、歌詞もカッコ良い。

(曲調では『Heaven』が1番好き)

 

 

世の中は忌々しいヤツらが多い

何だよ自分の心配でもしていろよ

 

次から次へと押し付けられる責任

 

俺が何を代表するって言うんだ

俺は俺だけを代表する

 

世の中は訳の分からない奴が多い

ぶつかったら、ぶっ潰してやる

 

 

 

 

このアルバムをジミンと聞きながら、

RMは、

「皆が俺に求めているものは、

 大体決まっているでしょ?

 

 スピーチ、英語、代表して立派である事。

 

 でも僕は、普通とちょっと違うだけで、

 音楽を愛するただの29歳。

 そんな大それた事を言い続けれる

 人間じゃない。

 

 皆が求める理想に答え続けたら、

 いつも立派で正しくいないとって

 人目を気にし続ける事になる。

 

 そんな事を続けていたら、

 頭がおかしくなりそうだった」

 

と言っていて、

それでジミンはこの『Groin』で

治安の悪い歌詞の部分を聞いて、

 

「僕は毒を吐くダークなRMさんが

 大好き。もっとこういう曲を歌って

 欲しい」

 

と嬉しそうにしていました。

 

 

RMは、本当はJ-HOPEの後、

続いて軍隊に入るつもりだったけど、

1枚目のソロアルバムを出した後、

 

BTSのリーダーとしての重圧を

上手く吐き出せなくて、

モヤモヤしていて、

 

それを曲にして昇華するまでは、

行けないと思って、

1年近くかけてこのアルバムを

制作したと言っていました。

 

 

 

 

10年間、BTSのリーダとして、

あまりに必死に

肩の力を入れて全力で生きて来たから、

力の抜き方が分からなくて、

だから、

 

メンバーにも会わず、

BTSモードを全てオフにして、

没頭して作品を作りたかった。

自分と向き合いたかった。

 

でも当時は、そのモヤモヤを

自分でもどうして良いか

分からなかった、しんどかった。

と言っていました。

 

それを真剣に黙って聞いていた

ジミンの言葉がまた泣ける。

 

「RMさんは、弱音でも毒でも

 どんどん吐けば良いんだよ。

 何を吐いても、RMさんの言葉は、

 皆に何かをインスパイアする力を

 持っている。

 

 皆、あなたがどんなに悩んでも、

 心配していないから、

 

 安心して思い切り悩み切って、

 吐ききれば良い。

 そうやってスッキリして健康になるのを

 皆、ゆったり待っているんですよ」

 

と言っていて、この2人のやりとりが

とても尊いなとジーンとしました。

 

 

 

 

 

 

RMがジミンの力強い言葉に

安心しているのが伝わってきました。

 

悩みは結局自分で答えを見つけるしか

ないから、

だけど、

それをそばでじっと見守って、

待ってくれる仲間がいるって最高だなと。

 

 

その後、RMは、

 

「僕も、周りの皆もファンの人も皆、

 自分が間違っているんじゃないか?

 いや周りがおかしいんじゃないか?

 そんな事を悩みながら、

 行ったり来たりしながら

 繰り返しながら、進んで行くんだ」

 

と言っていて、

悩みながらも前に進んでいく姿に

 

『私もそれで良いんだな』

と勇気をもらいました。

 

 

ジミンは、

「12年一緒にいるけど、僕らはいつも

 変わらず、同じ事を話している。

 

 『どうしたら、人としてカッコよく

 いられるのか?成長できるのか?』

 

 『ユニセフみたいな国際的な場で

 スピーチする時、

 RMさんはどんな気持ちなのか?』

 

『僕は隣りでどんな気持ちで

 いるべきなのか?』

 

 ずっとそれを自問自答している」

と言っていました。

 

人としてカッコ良くありたい。

恥ずかしくない人間でいたい。

だけど等身大の自分の気持ちも

大切にしたい。

 

BTSは軸にずっとこれがあるから、

昔も今も最高にカッコ良いし、

 

ファンとしても、

同じ様に自分の軸をきちんと持っていたいと

感じました。

 

 

 

 

 

このね、『Domodachi』もね、

不穏な感じがカッコ良い。

 

凄く意味深なPV

 

 

 

 

奴らは大きな声で吠えたがる

コントロールしたがる

俺の友達は次々と泣き出す

 

私はインチキはしない

私は私の友達を最後まで守り抜く

私の友達には手を出させない

 

これから世の中が不穏な空気が

増して行くけれど、

 

自分達は安全な所に逃げる事も

出来るけど、

逃げずに皆を守りたいという決意の

様にも聞こえる。

(何て男気溢れるメンバー達)

 

 

 

凄くシュールでコミカルな

『Lost!』

疾走感があって、カッコ良い。

 

 

 

 

美しい壮大なミディアムバラードが

うっとりする

『Come back to me』

 

映画の様なPVがオシャレ~。

 

もう良い大人なRMが、

時に赤ちゃんの様に扱われたり、

 

自分の思惑と全く違う、

様々な勝手なイメージを押し付けられて、

 

戸惑って、

どうしたら良いのか分からずに右往左往

彷徨っている姿が秀逸に表現されている。

 

この散々彷徨ってうろたえている中、

1人の女性と出会うシーンが感動的で。

 

同じ様に彷徨っている女性と途中で

出会うんですけど、

これは、ファンの事なんですよね。

 

自分1人孤独に世間に揉まれて

傷ついたり、迷ったりして来たけど、

 

同じ様に悩んだり迷ったりしている人達に

出会う事で、

一緒に励まし合いながら、

手を取りながら、

歳を一緒に取って行こう、

 

それならば世界は暗闇から明るくて

自由な場所に変わる。

 

そういったメッセージが込められています。

 

『君は僕の痛みだ。神聖な僕の痛みだ』

 

 

 

やっぱり、

RMさんは芸術家として素晴らしいなと

感じるとてもカッコ良いアルバムでした。

 

こんなに有名になってしまったら、

自分の発言一つ一つに大きな影響力があって、

 

怖くて何も言えなくなると思う。

 

だけど、そこをこんなにも

向き合って曝け出して、

見ている人に様々な想いを巡らせる。

 

『得体の知れない正しさや押しつけなんて

 クソくらえ』

 

そう言ってくれる。

めちゃくちゃ勇気いると思う。

 

全然POPじゃない曲を出す。

それもめちゃくちゃ勇気いると思う。

 

でも、そこを乗り越えて出しちゃう。

やっぱりRMさんはアーティストだな。

 

今までと同じ事をし続けるのも

不自然だし、飽きて来て当然。

 

これからもどんどん新しい、

今、その時のその年齢でしか感じれない事

どんどん表現して欲しいなと

 

これからのBTSの表現の変化が

とても楽しみな1枚でした。