さて、温暖化に対して、
世界中で行われている取り組みで
印象に残った事を順不同に
書いていきます。
*私の主観も入っていますので、
正確な情報は本を読んで下さい。
言われてみれば当たり前ですが、
エネルギーを再生可能なものに変えるとか、
森林の伐採を防ぐとか、
1つや2つの改善じゃ追いつかなくて、
100以上の取り組みをして、
とにかく色んな方向からアプローチする
のが必須なんだなと思いました。
以下、CO2と記載するものは、
温室効果ガス全体としています。
また、取り組む事により、
節約出来る額に対して、
取り組みへのコスト(投資額)は
私のメモミスで書いていません…。
ただ、多くが投資額より大きな
効果(節約額)となっていました。
アメリカの本の為、アメリカ目線の
箇所が多いと思います。
①冷媒(1位)
CO2:89.74ギガトン減 節約額:96.8兆円
冷媒(エアコン、冷蔵庫等)に使われる
ハイドロフルオロカーボン(HFC)は、
温室効果がCO2の1000~9000倍。
2010年に高所得国→低所得国が順次
削減すると決定。(170カ国以上参加)
2019~2028年に着手。
HFC→負荷の少ない代替エネルギーへ移行
する事により、0.5℃の温暖化を
抑えれると予測。
1950年の世界の人口は25億人。
2000年は60億人。
2020年は77億人。
2050年は97億人と予測されている。
2030年までに7億台のエアコンが稼働。
アメリカでは家庭の86%が使用。
中国ではこの15年でほぼどの家庭も
使用。
発展途上国が発展すれば爆発的に
使用が増える。
人口の増加のペースが上がっている
上に、冷却電化製品を使う人が増え
続けている。
HFCを代替エネルギーへと移行する事と、
使用済みの冷媒を適切な処分
(不純物を除去し、再利用し、CO2を
出さない様にする)が改善の鍵を
握る。
②風力発電(陸上2位、洋上22位)
CO2:98.7ギガトン減 節約額:876兆円
2030年までに最も安価なエネルギーになる。
化石燃料は政府の補助金が多く、
これが風力にもっと回れば、
技術UPコスト削減に繋がる。
*ちなみに日本は火力発電が多い上に、
更に増やそうとしていたり、
他国にその技術支援をして増やして
いる為、先進国から非難されています。
(〇泉さんが責められいましたね)
化石燃料は冷却の為、大量の水を使う。
(農業よりも多く、年間83兆~235兆ℓ)
これが風力は不要の為、98~99%減る。
狭い土地でも建設出来、
環境への負荷が少なく、
(有毒ガスを出さない)
プロペラは背が高い為、その下で農業も
出来る。
課題はエネルギー貯蔵、送電インフラが
発電のスピードに追いついていない為、
投資が必要。
天気に左右される為、広範囲への設置が
必要。
景観が悪い。
騒音がする。
(500m離れると、冷蔵庫と同じくらいの音)
③食料廃棄の削減(3位)
CO2:70.53ギガトン減 節約額:予測不可
食料ゴミからは有毒ガス(メタン系)が発生する。
世界の食料の1/3は下記理由で
食べられる前に廃棄される。
(貯蔵、保存、輸送、形の悪いもの、
価格下落時(採算取れずに出荷されず))
食料廃棄の削減により、
農地を広げる為の森林伐採が回避される。
食料廃棄50%削減→CO2 26.2ギガトン減
森林伐採回避→CO2 44.4ギガトン減。
先進国では最大35%の食料が廃棄され、
低所得国ではあまり廃棄されない。
先進国で廃棄される食料で、
世界中の食料を賄えるとも言われる。
ちなみに日本では、毎年600万トンの
食料が食べれるにも関わらず廃棄。
これは世界の食糧援助量の2倍。
その内家庭からの食品ロスは約半分。
4人家族で年間約6万円相当廃棄。
廃棄処分に税金も使われている。
私たちに出来る事。
買いすぎない、作りすぎない、
食べ残さない、
買ったものを腐らせない、
外食時に食べれる量を頼み、
食べきれないものは、
恥ずかしからずちゃんと持ち帰る。
企業も残った食品を値下げで
売り切る、家畜の飼料とする、
寄付するなど、廃棄しない様に
法律で取り締まる様になって
来ている。
最近スタバが22時以降に食品を
値下げするってニュースが
ありましたね。
素敵です✨
私はそういう取り組みをする企業の
商品を買いたいです。
私は、〇ンビニの〇にぎりが
新品のまま大量に廃棄される
映像を見ました・・・。
ホテルでバイトしていた時には、
宴会で残った大量のごちそうを
毎日捨てていました。
お店に夕方に行ったら
売り切れているのは、むしろ
良い事なんだなあと。
(昔は怒っていた)
数年前、恵方巻きの大量廃棄が
問題になって、
予約制にする店が続出していました
よね。
商品を作り過ぎずに、なるべく
売り切る、飼料にする等の取り組み
が進むと良いですね