読んで泣いた。
ニコミュのプロデューサー、片岡さんのブログ。
下記転載。
あの舞台に関われた時間は、きっと僕のこれからの
宝物になるんだろうな。
http://info.nicovideo.jp/nicomu/tohokenbunroku/
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昨日の大会議、JCBホールを埋め尽くす2500人のお客様の前で、
僕もニコミュの告知部分にポコ太のぬいぐるみと一緒に出演し、
第3弾の「ニコニコ ニーコ」(チケット発売中)に続き、第4弾舞台劇「ココロ」、第5弾「DEAR BOYS」を発表した。
「ココロ」の発表にどよめきが起こり、続く「DEAR BOYS」の絵が出た瞬間には歓声の中に叫び声が聞こえた。
二つとも暖かく迎え入れられた気がしてうれしかった。
「ココロ」はもともとニコニコ動画のボカロ楽曲でも名作の声が高く人気作品なので
それなりに支持されると思っていた。
でも「DEAR BOYS」はニコニコ動画の上では特に知られているわけではないと思っていたし、
ニコ動ユーザーがバスケ漫画に興味があるというデータがあるわけではなかったので、
スルーされたらどうしようと不安な気持ちもあった。
でも哀川と藤原の絵に上がった多くの声にはものすごく励まされた。
そうだよね、「月刊少年マガジン」に20年以上連載されている八神ひろき先生の傑作バスケ漫画には、
僕以外にも絶対多くのファンがいる、って信じていた自分を改めて確認した。
キャストは、新しくオーディションで選ぶ人が多い。
過去の公演の出演者で、今回も出演すると決まっているのは、いまのところ湯澤幸一郎さんだけだ 。
発表はしなかったけど、このニコミュ#4、#5では演劇としては隠れた実験的試みに挑戦する。
実は、両タイトルとも劇場は北千住のシアター1010(センジュ)で4/29~5/8にかけて公演される。
あれって感じがしませんか、そうです、同じ劇場で異なる二つのタイトルの公演を同時に行うのです。
普通はこんなことできない、でもいろいろな狙いがありこの無謀な仕組みに勝算ありと計算した。
絶対に確実に劇場費の節約ができ、販促プロモーションの効率があがる。
もしかするとまったく分野の違う作品のそれぞれのファンが
もうひとつのタイトルも見てくれるかもしれない、
それは甘いとは思っているけど、でもやってみなければわからない。
舞台セットが、両タイトルともすでに何回か公演されたタイトルで、
それほど大掛かりな舞台全体を覆う大道具セットを組まなくてもよいということが
既知だったことがこの発想を実現させた。
この発表を行った後、1階バルコニーで歌ってみたの皆さんのパフォーマンスを見て、打ち上げ会に参加した。
打ち上げ会場で、ぽこたにポコ太をプレゼントした。
ぽこたと初めて話し合ったとき、そのハンドルネーム、まさか 「姫ちゃんのリボン」のポコ太由来じゃないよね、
と聞いたら、ポコ太ですよ、と言われ、僕のアニメプロデュース作品の中でも、
草彅剛くんでミュージカル化もしたとりわけ印象の深い作品と説明し、
なんと赤い糸の太いことよ、と二人で見詰め合ってしまったことがあった。
そのときからいつか僕の家の奥深い戸棚に大切にしまっていた
ぬいぐるみの可愛い可愛いポコ太を彼に渡したいと思っていた。
だって、ポコ太だって絶対自分の名前をつけたイケメンのいいやつ、
ぽこたの元に行きたがっているに違いないと思ったから。
今がそのときと感じた。
ミュージカル「ニコニコ東方見聞録」を一身に背負い
あの大量の台詞、なれないアクションと殺陣、絶叫で歌ういつものぽこたの数々。
彼の責任感と集中力もあり、舞台は成功した。
このタイミングに感謝の気持ちも込めてのプレゼントだった、彼にしたら何の関係もないかもしれないのだけど。
このぬいぐるみを持ってから18年、大事にしまっておいた意味がわかった、出逢いだ。
18年前には想像もしなかったようなハッピーエンドが待っていた。
ぽこたにポコ太を渡したら何か肩の荷がほっと下りた気がした。
ぽこたは、とってもクレバーでやさしい人だ、一言、大事にします、と言って受け取ってくれた。
報告します、水沢めぐみ先生。ご安心ください,ポコ太は元気です。
ポコ太よかったね。
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片岡さんは僕の人生の恩師です。
ポコ太、大切にします。
ありがとうございました。
http://www.kanshin.com/diary/3266877