仙腸関節の関節包の遊びは3㎜程度で、中腰になった状態で一番遊びが大きい。
この姿勢で、重い物を持ったり、捻ったりなどの異常な外圧がかかると、関節の遊びを越えて、関節面は少しずれた状態になる。
この状態のまま上体を伸ばすような、遊びの少ない位置にもどった時、関節は少しずれた状態のままロックされ、可動性を失われる。
するとこの関節に関係する筋肉に次第にスパズムが生じて痛むようになる。
2.症状・診断
仙腸関節自体には知覚神経が分布していないが、仙腸関節の異常可動により、後仙腸靱帯など周囲靭帯が緊張し、仙腸関節部の鈍痛を訴える。
この痛みは長時間の立位や座位により出現し、時に大腿部、殿部、鼡径部などに関連痛を生じる。
横になっていると痛みは消失する。
1)放散痛部にツボ反応(-)
腰仙部痛を訴えているが、患者自身痛む部がはっきりせず、「ここら辺」といって、大きく指で円を描く。
検者が、患者の訴える部の圧痛や硬結を探そうとしても特別な反応は発見できない。
2)静的腰痛である。
立位や座位など長時間同じ姿勢を続けて、はじめて次第に痛みが出てくる。これに
対して通常の腰痛は動的腰痛であり、動作時に直ちに痛みが出てくる。
北九州市八幡西区折尾の中野整骨院栄煥Blog
