「人生終わりと思っていたら、
 40歳が始まりだった。」――石田衣良 

投げやりに始めたプロデュース業。
だが同世代の依頼人との出会いが喜一を変えた。
挫折の先にある希望を見つめた感動長篇。 
人生の半分が終わってしまった。
それも、いいほうの半分が。
会社を辞めて、投げやりにプロデュース業を
始めた喜一・40歳の元を訪れる、
40代の依頼人たち。凋落したIT企業社長、
やりての銀行マン、引きこもり……。
生きることの困難とその先にある希望を見つめて、著者が初めて同世代を描いた感動長編。