大手生保・清和生命は破綻の危機に瀕していた。
顧客からの容赦ない解約の嵐、
統合先からは土壇場でキャンセルされ、
さらに暗躍する外資系投資銀行は
シビアな現実を突きつける。
八方塞がりの状況の中、
業界の暗部を歩んできた社長室次長と、
彼の同期で関西に左遷された中根は、
生き残りのために奔走する。
絶望の縁に立たされた彼らは、 
社長の命を受け最後の大きな賭に
打って出たが……。