日曜日。
さらにその15年後に。
七五三のお手伝いをした👘
まず先に、本日の主役のあんずちゃんの
髪を結う作業。
時間短縮のために、前の晩から
スポンジカーラーで巻いてもらった。
カーラーを解かれた髪は、
ゴージャスにカールしていて、
どきっとするほど色っぽい
そして。
あんずちゃんの背後では、
ママがお着物の着付け中👘
あんずちゃんが振り返ってママを見て…
「ママ〜 綺麗〜」
目をキラキラさせて感嘆の声をあげる
でも、その時のママは……
まだ、長襦袢さえ着ていない、肌着
それも、袖を通すところ間違えて、
脇の下の穴から腕が出てる状態
みんなで大爆笑
でも、確かに❗️
カシュクールドレスに見えなくもない
それか、ウエディングドレス👗とかね
その後も、長襦袢姿を見ては喜び
ママのお召し替えが終わった時には…
もう、甘々の顔と声で
自分のことよりも、ママの姿にうっとり
「ママ、綺麗だね✨
もう一度お嫁さんになれそうだね✨」
と言うと、あんずちゃんは
すごく嬉しそうに笑っていた。
父が誂えてくれた7歳の晴れ着👘
あんずちゃんが着てくれた👘✨
総絞りの着物は、職人さんが生地を摘んで
その一粒一粒を、糸を使って手でしばり
凹凸を作ってから染めることで
独特の風合いが生まれている。
あのサイズの着物でさえ
10万粒以上を手作業で行うのだから
どれほどの時間と根気が要るのだろう。
40年以上経っても、その質感も色合いも
全く褪せることなく。
重みのある圧倒的な存在感だった。
今となっては、
絞りの気が遠くなるような作業を
手掛ける職人さんがいないという。
ずっしりと色んな意味での
重みをまとったその晴れ着は
大切に大切に、残さないといけない。
粋な日本橋の街の、ビルの谷間の
オアシスみたいな神社で。
お支度も終わり、ご家族も集まって
お参りを済ませた
行き交う人々が立ち止まり
あんずちゃんの姿に目を細め
お祝いと賛辞をくれる
あんずちゃん。おめでとう㊗️
そして、もう一度お嫁さんになれそうな
美しいママ。
7年間ひとりであんずちゃんを育てて
仕事も暮らしも子育ても楽しむ
ママは、とても立派で素敵です
我らのキラ星✨
カメラマン兼お世話役のばあやであった
私の目に映る母娘の晴れ姿✨
愛と慈しみと喜びでとろけそうに美しい
心から…おめでとう㊗️