次の日も飴やの主人が夜もふけてきたので戸締まりを
しようとしたとき
トントン トントンと戸をたたく音がします。
やはり先日みた女のひとでした。

  女の人は昨日と同じように 夜がふけてからあらわれると
いつもの注文どおりの飴を買っていくのです。
つくづくふしぎな気持ちに 飴やの主人はなりました。
ある雨のひのこと.......

次回に続きます。