女性トイレに隠しカメラを設置し
逮捕されたエリートサラリーマンも、

あれほど熱心に、生徒を相手に道徳倫理を教えていた、
にも関わらず、窃盗容疑で逮捕された教頭先生も、

多くのファンに愛されながらも
薬物に手を出してしまった有名人も、

「ここまでは大丈夫。でもこれ以上は犯罪だ。」
という超えてはいけない一線は理解していたはずです。
頭では分かっていても、抑えられずに行動に移してしまうのが
人間です。

昔から「蒔かぬ種から芽は出ない」と言われてきました。
芽が出るのは種を蒔いたからですよ、
と因果応報が教えられてきたのです。

「想像するだけなら大丈夫」と、誰にも知られない頭の中で、
「女性トイレに隠しカメラを設置したくなる種」を密かに蒔き、
その妄想を膨らませ続けた結果、種は芽を出し、やがて、
行動に移さなければ気が済まないほどに、
大きく成長していったのです。

かたやエリートサラリーマンとして振る舞いながらも、
「いつかは犯罪に発展する強い性欲の種」を育て続ければ、
そうした未来が訪れても何ら不思議ではありません。

内にあるものはいつか必ず外へ出る、
蒔かぬ種から芽は出ない、蒔いた種からは必ず芽が出る、
気持ちから行動へ、「内から外へ」の原則です。

種を蒔いたなら、
それが善い種であっても悪い種であっても、
あなたの意志に関係なく、
いつか必ず芽を出すことになります。

ではいつ、そのエリートサラリーマンは、
「女性トイレに隠しカメラを設置したくなる種」
を心の中に蒔いてしまったのでしょうか?

(続)