よく職場では、「売って、売って、売りまくれ!」
と、何かと売ることだけに着目して、
営業目標が立てられます。となれば、

「では、どうすれば売れるのか…」
と方針を練ることに始まり、そこから、
「では、どうすれば買ってもらえるか…」
とお客様を考察します。ただしこのとき、

「売りたい」という想いが強すぎると、
相手目線ではなく自分目線に偏っていきます。

そもそもお客様となり得るかどうかの判断は、
 ・自分は相手に貢献できるかできないか?
 ・報酬(お金)を払ってくれるかくれないか?
であり、商売は相手に貢献することが第一です。

自分たちの言い分だけ言っておけば、
後は勝手にお客様が良いように解釈して、
自分たちの商品・サービスを買ってくれるだろう、

などと、お客様が理解してくれることに期待していてはいけません。
もし業者である自分たちは、商品・サービスを提供するだけで、
お客様を理解するつもりはない、と言うのであれば、それではまるで、

「地球の周りを太陽が回っている!」の天動説ならぬ、
「業者の周りをお客様が回っている!」客動説です。

振り回されるべきは業者の方なのであって、
業者を固定してお客様を振り回してはいけません。
客動説(天動説)ではなく自動説(地動説)でなければなりません。

商売だろうが、教育だろうが、コミュニケーションである以上、
自分を固定して相手を動かそうとしてはいけないのです。

(完)