なぜ私の意見はこんなにも通らないのか?
なぜ私の意見はこんなにも軽視されるのか?
こういった悩みをもっている人は、
きちんと自分の努力をアピールしていますでしょうか?
努力のアピールと言うと、
「いや、俺は、内容(結果)で評価してほしい!」
と実力勝負に持ち込もうとする人が多いのですが、
それが有効なのは、
評価者(相手)に内容(結果)を評価する能力がある場合に限ります。
そうでない場合、つまり、評価者に十分な評価能力がない場合は、
何か意見を述べるにあたってその前に、
試行錯誤した経緯云々(努力)をアピールしなければなりません。
間違っても、いきなり思いついたようにして、
とっさに意見を述べてはいけません。
効率的に意見を述べても、効率的に捨てられるだけです。
と言うのも、そのような思いつきの意見は、
「よく考えていない」という印象を与えてしまい、
「あまり試行錯誤されておらず、まだまだ検討の余地がある」
と思われ、却下されやすいのです。
だからこそ、どれだけ努力したかを徹底して伝え、
「もう十分に検討した!」ということを
味わってもらわなければなりません。評価者が結果を
評価できない以上は、そういうアプローチになります。
こうした背景ゆえ、職場では、
自慢上手な人ほど高く評価されるのです。
以降、「意見を述べる前に、まずは苦労話をしましょう」
ということで、話を進めたいと思います。
(続)