近況の合間に、
筋腫で入院した時を振り返って書きます。
つわりに加えて、張り止めの持続点滴の副作用で動悸と吐き気。
気分悪すぎ。。
朝、昼、夜、
いかにも体に良さそうな味の食事が出されるんやけど、
食事が苦痛で仕方ない( ; ; )
美味しくないし、
飲み込む度に腸が動いて痛みが走るし
どうせ吐くし、
結局栄養は点滴でとるし、
食べるという行為になんのメリットもない( ; ; )
そして一日のうちで体を動かすのは
トイレと吐く時と食べる時のみで、
その度に
痛い痛い痛い、、とか
おぇ~とか
いちいちうるさい。
個室で良かった(ー ー;)
それ以外は寝返りもほぼうてない状況で、褥瘡になりそうでした。
旦那は仕事の合間や、仕事終わりに時間の許す限り必ず様子を見にきてくれます(o^^o)
機嫌よく話せる時もあれば、なんにも会話できず心配だけ掛けて帰らせてしまうことも。。
来てくれた瞬間、
あれ取って。
から始まり、
トイレ連れてってもらったり、
ベッド上で歯を磨かせてもらったり、
足をもんでもらったり、
頼みごとしまくり。
母は来れる時間は全て来てくれて、
私が少しでも食べたいと思うもの、
あれば便利なもの、
その時々で細かいところまで気を利かせて買って来てくれる。
顔や体を拭いてくれたり、
髪の毛を洗い流さないシャンプーで洗ってくれたり。
してもらったことは数限りないので書ききれせん。本当につきっきりで全てしてもらいました。
父親は仕事帰りにお腹空いてるのを我慢して寄ってくれるし、
旦那のご両親なんて、片道一時間半ほどかけて、一週間のうちに二回もお見舞いに来てくれました。
叔母やいとこもお見舞いに何度も来てくれて、私の痛がる姿を見て泣いてくれたし、
職場の上司もたまたまメールで入院を報告した翌日にさっそく様子を見に来てくれたり、職場のみんなからお見舞いもいただきました。
何よりお腹の中の赤ちゃんが頑張って成長してくれている。
私一人が痛く苦しい思いをしていると思ったら大間違いで、
本当に周りには迷惑、心配、いっぱい掛けました。
おかげで気も紛れ、苦しみは半分になっていました。
点滴の副作用にも少しなれ、
痛み止めの飲み薬も服用し始め、
一錠ずつを二錠ずつに、
8時間ごとを6時間ごとに
と量もあげてもらいました。
回診の時に飲み薬以外に痛みを取る方法はないのか先生に聞いたら、
まぁまぁ、また考えるよ。
あんたも気にしぃやからなぁ~
と一言言い放つのみ。
気にしぃって!
何気なく言ったんやろうけど、
こっちは必死で毎日痛みに耐えて、
家族も早くどうにかしてやりたい、何か方法はないのかと思うから聞いているのに、
この言葉にはかなり腹が立って悔し涙が出ました!
医者の一言で患者はこんなに傷つくんだな、って初めて体験しました。
また別の日には、
母が病院の階段で偶然先生とすれ違ったときに呼び止められ、今の病状について話しをされたみたいで、
大きな筋腫の他に、子宮の内側にも筋腫を持ってるし、産んでからも筋腫の手術とかしないといけないかもしれないし、
二人目は期待はでけへんから、
今お腹にいる子をどうにかもたせて、無事に産ませてあげるように。
と言われたそうで。
二人目は期待できない。。
私も母も、二人目のことまで考えたことはなかったから、
ショックで涙が止まりませんでした。
でも二人目なんて、贅沢!
このお腹の子に兄弟を作ってあげたいとはすごい思うけど、
まず今はこの子のことだけを考えてあげないと!
授かったことも奇跡。
この奇跡の命をどうにか無事に育てていくことだけを考えよう。
そうなればますます、お腹の子が愛おしくなるばかりです(*^_^*)
親世代からある個人病院でベテラン先生とはいえ、もうおじいちゃん。
考えや治療は古いままで、
薬のことも私の方が詳しかったし、
治療方針に関しても、
助産師さんたちには大きな病院に移った方がいいよとこっそり耳打ちされるくらいでした。
助産師さんによると、
妊娠初期でこんなに大きな筋腫は先生も今まで経験がないし、分娩も出血がとまりにくかったり、ハイリスクになるだろうから、輸血のできるような、設備の整ったところに行くべきだそうで。
プライドもあるのか先生から転院を勧めることはないから、本人の口から移りたいと言うべきだよと教えてくれました。
え?
経験豊富だから安心と思ってたけど、
こんな症例初めてなん?
ここは輸血もできないの?
助産師さんに言われて初めて、
自分の筋腫の大きさに危機感を覚えました。
今の治療でいいのか、
病院はすぐにでも移るべきか、
不安になったので
医者をしてる高校時代の友達に連絡して相談しました。
ちょうど旦那さんが産婦人科なので聞いてもらったら、やっぱり病院はすぐ移った方がいいと。
痛みの対処法ももっと他にあるようでした。
そして偶然にもその友達の医学部時代の同級生が、私の地元で一番大きな病院の産婦人科で働いているということで、その子にも連絡をとってくれて、
その子もそんな状況ならいつでも診るからすぐ転院してきて!と言ってくれました。
さらにその子は顔は知らないけど私の高校の後輩。
運命感じた♡笑
世間って狭いなぁ~(^^)
よし、機会をみて、先生に一度転院を希望してみよう!
と考えていたら、
もう入院して
二週間がたっていました。
そんな矢先、
またあの激痛がやってきた!
いつものように母に手伝ってもらいながら、右足をベッドの上にあげようとした瞬間、ビビビッと大量の針に指されたような激痛!
勝手に涙が出る!
もう限界。。
母が助産師さんを呼んで、もう見てられない、限界だと言ったら、
助産師さんから外来中の先生に急遽転院の話しをしてくれて、
緊急で転院が決まりました。
外来中待ち合い室にいっぱい患者さんがいる前を、最悪な姿でストレッチャーで運ばれ、助産師さん七人ぐらいに囲まれて、「やっと転院できるんやなぁ!今までよく我慢したなぁ!向こう行っても頑張ってな!」とか言われながら、
救急車に乗り込みました。
あ~、二週間ぶりの外の空気、
すごく気持ちよかった。笑
今日から少しは楽になれるかな?
先生、助産師さん、
お世話になりました。
新しい病院で絶対無事に産みます‼