とても残念なことがありました。
きっかけは、息子の懺悔。
先日、夕食時、ある飲食店にて、
「最近、私、仕事忙しいかったけど、ママがいなくても、自分でコツコツ勉強のスケジュールを頑張れていて偉いね。」
(私は毎年2月〜3月中旬のみ仕事が多忙です。全く息子に目を向けられない2ヶ月弱を乗り越えての、息子への褒め言葉でした。)
「ママに言わないといけないことがある。」
「実は、ずっとYouTube見ながら勉強していた。」
「ごめんなさい。」
「また?」
実は2月半ば、息子がYouTube見ながら勉強していることに気づきました。その時、しっかり話し合い、許して、また信頼して、解決したつもりでした。
「うん。前に怒られて、数日はやめてたけど、またやっちゃってた…。」
「中学受験、やらなくちゃいけないわけじゃないんだよ?人を欺くなんて最低だよ。スケジュールも仕事忙しい中でも、頑張って書いてたんだよ。それを、YouTube見ながら、ずっと適当にやってたの?そんなの、単なるやったフリだよ。」
「うん。ごめんなさい。中学受験はしたいです。」
「もうやめなさい。嘘つきになるために努力してるわけじゃない。」
「嫌だ。中学受験はしたいです。もうこんなことしません。ごめんなさい。」
唯一、偉かったのは
「自分から打ち明けた点」です。
しかし、それも、
「いつか、バレる。」それが怖かっただけなのかなと思います。絶対にバレないとしたら、決して打ち明けなかったでしょう。
帰宅後、早速、息子のiPadのスクリーンタイム履歴を確認しました。
なんと、YouTubeを週15時間も見ていました。
1日平均2時間以上。
衝撃です。
堂々とYouTubeを見ているのは1日30分ぐらいなので、1時間半は勉強と重ねてみていたことになります。そして、我が家の平日の勉強時間は約2時間なのです。
本当にほとんどの勉強時間が、
「YouTubeを見ながら適当に勉強したフリをする時間」に成り下がっていました。
事実を知った瞬間、
プチッと頭の中で何かが切れて
iPadを床に叩きつけて画面を割ってしまいました
そして息子に言いました。
「もう無理だよ。2月の初めからしてたんだよね。15×7週=105時間。100時間も無駄にしたんだよ。ただでさえ、通塾している子たちに比べて勉強時間が取れなくて苦労しているのに。受験学年の12ヶ月のうち、2ヶ月をドブに捨てたんだよ。もう取り返しなんてつかないよ。もう無理。それを立て直せるような、魔法みたいなスケジュールはどこにもない。私には、もうあなたの勉強スケジュールは書けない。」
息子は泣き崩れて、懇願していました。
私は絶望していました。
私は、息子のために【働いていた】つもりだったのに、【働いていた】ことにより、息子から目を離した。そして、こんな事態を招いたのだと。
覆水盆に返らず