八
斯ノ道ハ實ニ我カ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ子孫臣民ノ倶ニ遵守スヘキ所之ヲ古今ニ通シテ謬ラス之ヲ中外ニ施シテ悖ラス朕爾臣民ト倶ニ拳々服膺シテ咸其德ヲ一ニセンコトヲ庶幾フ
御名御璽
斯ノ道ハ(今まで言ったような国民の守り行わなければならないことがらは)實ニ(ほんとうに)我カ皇祖皇宗ノ(天子様の御先祖の)遺訓ニシテ(のこしおかれたお訓(さとし)であって)子孫臣民ノ(天子様の御子孫や、又私たち臣民とその子孫の)倶ニ(ともどもに)遵守スヘキ所(よく従い守らなければならないことであって)之ヲ古今ニ通シテ謬ラス(これは昔に行っても今行っても少しもまちがいなく)之ヲ中外ニ施シテ悖ラス(日本でも外す国でも、どこで行ってもまことに立派な道にはずれないことだから)朕爾臣民ト倶ニ(朕はお前たち臣民と共々に)拳々服膺シテ(いつも忘れないように深く心掛けて)咸其德ヲ一ニセンコトヲ幾フ(天子様の御先祖の良いお訓(さとし)をよく守って、前に言ったように皆の者が立派な臣民になりたいものである。)御名(明治天皇の御名(おんな))御璽(天皇様の御印)
『斯ノ道ハ』とおおせられたのは、『爾臣民父母ニ孝ニ』から『天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ』までにいろいろとお訓えになられたのをさしておおせられたものであり、つまりこの道は天子様の御先祖がおのこしになられたお訓(おしえ)であって、天子様の御子孫も我々臣民もその子孫も、皆守らなければならぬものであります。このことは又昔も今もかわりがなく、日本の国で行っても、外国で行ってもよいことであるとおおせられたのであります。
それから『朕爾臣民ト倶ニ拳々服膺シテ咸其德ヲ一ニセンコトヲ庶幾フ』とおおせられてありますが、これは前に申したように、我々臣民の守り行わねばならない道は、昔も今も日本でも外国でも何時何処で行ってもかわりのないものだから、朕はお前たち臣民の手本となってよく守り、そうしてみんなが一緒になって、そういう良いことを行いたいものであるという聖旨(みこころ)であります天子様が自分もお前たちと一緒に良いことをしようと仰せられたことは、まことにおそれおおいことではありますが、そこが我々臣民を御自分の御子様のようにいつくしみたまう大御心から出たもので、まことにありがたいきわみであります。
日本の国は三千年という立派な歴史を有(も)っている国であります。そして世界で日本程輝いている国はありません。日本の国旗日の丸の旗は、世界の隅々まで光を投げています。『中外ニ施シテ悖ラス』のこの勅語の御精神をしっかり持って、私たち日本国民は日本のために、世界の平和のために、働かなければならないのです。それには 先ず私たちは、朝も晝(ひる)も晩も、まごころをもって勅語の御趣旨(おこころ)を守り、日本国民は一人のこらず此の勅語の御精神に添いたてまつるように心掛けなければなりません。私たちは大人も子供も男も女も、みんな力を合わせて天地とともにかわりのない日本をいやが上にも立派な強い明るい国にしなければなりません。
想い起こせば明治天皇様がこの御勅語をお下しになられてから、もう五十年ほどの月日が流れております。今の日本はその時分とは比べものにならない程すばらしく立派な大きな国になりました。台湾や樺太や朝鮮を始め、遠い南洋の人々までも私たちと同じ天皇陛下の臣民となり、新しく満州帝国というお友だちの国も出来ました。これは皆さんのおじいさんやお父さんをはじめ、みんながこの勅語の御趣旨をよく守ったからであります。この日本の国を尚一層強く立派にすることは、あなたがたのどうしてもなしとげなければならない大きなつとめです。その準備はいまから整えておかなくてはなりません。今の日本の大人たちはあなた方が一人前になった時の働きに大きな望みを持っているのです。それならあなた方はどうしたらよいでしょうか。お答えは簡単です、今まで申した勅語の御訓えをよく守り行う事です。
よく一口に日本一億萬の国民と申しますが、これもあなた方の一人一人が集まって出来ているのです。それであなたがたが一人でも立派な人になることは、それだけ日本の国が良くなることになるのです。御覧なさい、雨つゆの一滴(ひとしづく)が集まり集まってあの廣い太平洋も出来ているではありませんか。こう考えると片時も油断が出来ないでしょう。
あなたがたは学校を卒業してから色々の道に進まれるでしょうが、いつもその大本の目当ては、教育勅語の御趣旨を守り行ってほんとうに良い日本人となることでなければなりません。年中白雪をいただいて雲の上にそびえる富士の山、あの清らかなけだかい容姿(すがた)を見つめて、うまずたゆまず上る気持で進もうではありませんか。(をはり)
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