司会からまずは人数が告げられ、男性に一人欠席が出て24人、女性25人とのことだった。

パーティーのプロセスについて説明され、テーブルの上に置かれていた番号札を胸ポケットに付け、最初の自己紹介タイムが始まった。

アナウンスの通りに、はじめまして、お願いしますと言いながら最初の女性にプロフィールカードを渡し、こちらも相手のカードを受けとる。

相手は確か33歳で会社員だった。最初の印象が悪かったのですでに選択肢から消していたが、プロフィールカードにも空欄が多く、何を話せばいいか思い浮かばなかった。

相手も無言。

周りはにこやかに会話している。

しばらくして、こちらから話しかけた。

「すみません、初めて婚活パーティーに参加したので慣れてなくて。何回も参加されてるんですか?」

「わたしも初めてです」

ホントかよ、などと思いつつ、あとはプロフィールカードに沿って適当に質問や会話をした。

「○○にお住まいなんですね。わたしは●●なので近いですね」

「仕事は何をしてるんですか」

などなど。

程なくして次の席へ移るように指示があり、素早く隣の席へ動く。

2番目は28歳の会社員だった。

黒髪で目が大きい清楚な感じ。ルックスはなかなか素敵だった。

「初めまして。若いね」

「そうですかー?」

「婚活してるの?俺は社内恋愛してたんだけど別れちゃって最近始めたんだよね」

「結婚したくて。彼氏もいないし。」

などと我ながら一人目とはうってかわって砕けた感じで会話した。

いやー、若い子はいいなー、などと思いながらも、なるべくなら年が近い、30代がいいとも思っていたので、選択肢からは外した。

そんな感じで二人目の女の子のお陰でだいぶリラックスでき、あとはスムーズに流れていった。

中間辺りにいたのが2つ年下で歯医者のサヤだった。

「初めまして。よろしくお願いします。」

「初めまして。こちらこそ」

「◎◎県からいらっしゃったんですね」

「はい、地元はこういうのがあんまりなくて」

「そうなんですね。クルマで一時間くらい?」

「はい。まぁまぁ近いです。買い物にもよく来ますよー」

「あぁ、駅前もだいぶお店が増えて来ましたからね」

などと会話が弾む。

時間が来て次の席へ行ったが、サヤは小柄な体躯でルックスは普通、笑顔が穏やかで、誠実で知的な印象だった。

そして、最後の方にいたのが、1つ年上で公立学校の職員をしているチカだった。

「よろしくお願いします」

「初めまして」

「公務員なんですね」

「はい」

「忙しいですか?」

「うーん、そこそこかな」

「私も昔公務員でした。転職して帰ってきましたが」

「えっ、そうなんですね。どこで働いてたんですか」

チカは長身で落ち着いた感じの女性。顔はまぁまぁ整っている。やはり誠実で真面目な感じ。

その後は休日の過ごし方などを軽く話して移動した。

全ての女性との自己紹介タイムが終わり、中間印象カードにサヤとチカ、あとは適当にいい感じだった女性の番号に○を付け提出した。

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